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第93回ジロ・デ・イタリア コース紹介その3
コース紹介その3。今日は第十五ステージから最終ステージまでご紹介します。

2010.05.23 第十五ステージ

メストレ~モンテ・ゾンコラン 218.0km

コーススタイル:山岳(山岳ポイント4、TVポイント1)
難易度:★★★★★

休息日前の第十五ステージは今年のジロ山場のひとつ、伝説の山ゾンコラン頂上ゴールとなるステージです。
先日同様補給地点までは平坦、そこを越えると最初の2級山岳、TVポイントをはさみ次は1級山岳そして2級山岳となり最後にゾンコランが待ち受けます。
ゾンコランは長さは10.1kmと短いですが、平均勾配11.9%、最大勾配22%の激坂。
ここを舞台にいったいどのようなレースが展開されるのか非常に興味深いものです。
ここまでのステージ見逃してもよいけど、この日だけは絶対に見逃すなって感じです。
果たしてこの山を制するのはいったい誰なのか?そして総合優勝争いはどうなるのか??
大注目なステージです。



2010.05.24 休息日

前日までの疲れを取りましょう~。



2010.05.25 第十六ステージ

サン・ヴィジリオ・ディ・マレッベ~St.ヴィギル・プラン・デ・コロネス 12.9km

コーススタイル:山岳個人T.T(山岳ポイント1)
難易度:★★★★★

休息日あけの第十六ステージは山岳個人T.T。
前ステージに引き続き今年のジロ勝負どころのひとつに数えられるステージです。
長さ12.9km、平均勾配8.4%なのはまだいいのですが、最大勾配が24%・・・。その内訳を見ると、
中間計測ポイントの少し前に16%の勾配があり、中間計測ポイントを過ぎて20%の勾配がそして残り1kmをきったところで最大の24%を迎えます。
えぇ。地獄です。このステージは地獄です。
クライマーやオールラウンダー向けのコース設定で、山岳で優勝が決まると言われるジロならではのT.Tとなっています。



2010.05.26 第十七ステージ

ブルーニコ~ペーイオ・テルメ 173.0km

コーススタイル:中級山岳(山岳ポイント1、TVポイント1)
難易度:★★★★

第十七ステージは補給地点を通過後に106.3km地点に1級山岳が用意されています。
また、ゴールもポイントはついていないものの12%の勾配があるなど上ってのゴールとなっています。
前日までに遅れたエースたちがダメもとで大逃げを決めるか、僅差で総合争いをしている場合ゴール前にアタックがありそうなステージです。



2010.05.27 第十八ステージ

レーヴィコ・テルメ~ブレシア 151.0km

コーススタイル:平坦(TVポイント1)
難易度:★★

久しぶりの平坦ステージは今年のジロ最後の平坦ステージ。
ポイント賞を狙うスプリンターにとっては絶対に落とせないステージです。
というわけで、ゴールまでの逃げの容認はなくほぼゴールスプリント勝負間違いなしになると思われます。
果たして今年のジロ最強のスプリンターは誰か?注目です。



2010.05.28 第十九ステージ

ブレシア~アプリーカ 195.0km

コーススタイル:山岳(山岳ポイント3、TVポイント1)
難易度:★★★★★

再び舞台を山岳に移す第十九ステージ。2級、1級、1級と3つの山岳を越えて再び上ってゴールとなっています。
最初の2級山岳のアプリーカ峠を迎えるのが112.9km地点。ここがゴール地点となっており、ここからは大きな周回コースに入ります。
次に迎えるのが標高1608mの1級山岳トリヴィーニョ峠ここから一気に標高537kmまで下り、標高1854mの1級山岳モルティローロ峠に入ります。
モルティローロはジロでお馴染みの山で平均勾配10.1%とかなりの厳しさです。
ただこの峠を越えてもゴールまで距離があるので、総合に向けた勝負があるかどうかは疑問。
ここで第一段階の攻撃を仕掛け、最後にもう一度アプリーカで勝負が濃厚です。



2010.05.29 第二十ステージ

ボルミオ~ポンテ・ディ・レーニョ 178.0km

コーススタイル:山岳(山岳ポイント5、TVポイント1)
難易度:★★★★★

ついに山岳ステージも今日で最後。そして最後にして最高峰であるチマコッピ擁する超最難関ステージです。
5つあるうち最初の山岳がリヴィーニョ峠。この峠に登る前に標高434mまで落ちるため約1900m上ることになります。
この峠を越え緩斜面に入ったところで補給地点。それを過ぎるとエイラ峠とフォスカーニョ峠の2つの一級山岳が待ち受けています。
そして一旦下りTVポイントを通過するとついにチマコッピであるガビア峠に入ります。
ガビア峠は平均勾配5.6%と勾配はそれほどではないものの、距離が24.9kmあるのが特徴的。
ここまで多くの山岳を越えてきた選手にとってこのだらだらした上りは堪えるはずです。
しかし、まだレースは終わらずガビアを下り、ゴール地点であるポンテ・ディ・レーニョに向かいます。
ここも平均勾配5.2%と緩やかな部類に入る山岳ではありますが、ステージレース最後の勝負どころであることから激しい展開が期待できます。



2010.05.30 第二十一ステージ

ヴェローナ~ヴェローナ 15.3km

コーススタイル:個人T.T(山岳ポイント1)
難易度:★★★

長かったジロもこのステージで終了。最後は昨年同様個人T.Tです。
ほぼ中間地点となる8.48kmに向けて上りがあり、そこに山岳ポイントと計測ポイントが設定されています。
そこを過ぎると緩やかに下ってゴールとなるコース設定。
昨年のように劇的な展開が待ち受けているのか?興味深いステージです。




さて次回は注目の選手紹介っていうより個人的な優勝予想を発表します~。
by lanterne-rouge | 2010-05-06 20:41 | 2010ジロ・デ・イタリア
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