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第93回ジロ・デ・イタリア 第十一ステージ
2010.05.19 ルチェーラ~ラクイラ 256.0km

今年のジロ最長ステージはまたも雨。そのステージをなんと56人もの選手が逃げを決める。残り77kmで人数が49人にまで減ったが、メイン集団とのタイム差は15分45秒と大差になっており、逃げが確定的となる。しかも、この中には新人賞ジャージのポルト(SAX)ほか、ウィギンス(GRM)、サストレ(CTT)、ロイド(OTO)などの有力勢が含まれており、残されたヴィノクロフ(AST)、バッソ(LIQ)、エヴァンス(BMC)らにとっては大きな痛手となる。
先頭集団は、タイム差を稼ぐことで一致し先頭交代もスムーズに運ぶが、メイン集団は統一性がなくスピードが上がらない。残り距離が縮まるにつれ総合トップのヴィノクロフも先頭交代に加わるが効果は薄く、結局12分42秒遅れでゴール。彼らは総合リーダーにたったポルトから遅れること11分以上後退することとなった。
また、ステージ優勝争いは残り8kmでカタルド(QST)がアタックし、これに残り3.5kmでウェグマン(MRM)、バクランツ(OTO)が加わり3人が先頭集団を形成する。この中からカタルドが脱落し、バクランツもコーナーで落車し遅れ、ウェグマンが1人となるが、後方からペトロフ(KAT)が単独で追い上げてくるとウェグマンをかわしそのままゴール。ステージ優勝を飾った。

ステージ優勝:ペトロフ(KAT) 6:28:29
総合トップ:ポルト(SAX) 45:30:16
ポイント賞:ファラー(GRM)
山岳賞:ロイド(OTO)
新人賞:ポルト(SAX)

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こんなステージ初めて見ました。
まさに天国と地獄。
メイン集団の有力チームは何をやっていたのやら。
でも、これで今年のジロはもっと面白くなってきた。
今日逃げた選手が総合優勝するのか?それとも遅れた選手が巻き返すのか?
来週からの山岳は最高にきついサバイバルになること間違いなしだ。

新城選手(BTL)は46分31秒遅れのステージ155位で1時間53分31秒遅れの総合148位です。

動画はこちらです。
by lanterne-rouge | 2010-05-20 21:27 | 2010ジロ・デ・イタリア
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