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第62回クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ 第四ステージ
2010.06.10 サン・ポール・トロワ・シャトー~リズール 211.5km

山岳ステージ初日は全長12.8km、平均勾配7%の1級山岳頂上ゴール。そのステージをデニフル(CTT)とペイト(GRM)の2人が逃げを決める。2人は集団に2分53秒の差をつけ最後の山岳に入り、入ってすぐにペイトがデニフルのスピードについていけずに脱落し先頭はデニフルのみとなる。
集団も山岳に入るとホーナー(RSH)が前を牽きはじめるが、数人の選手が次々にアタックをかけ抜け出しを試みる。しかしどのアタックも大きな逃げにはならず吸収されていく中、残り4kmでメンショフ(RAB)がアタックをかけると、ここまでの空気が一変、集団は分裂しASTがコントロールし始める。メンショフは前を走る選手を次々とパスし、オヴェチキン(KAT)らと共に先頭を走るデニフルに追いつく。
AST牽く集団はメンショフらのすぐ後ろを走り、スピードが落ちたところでコンタドール(AST)がアタックをかける。このアタックに総合リーダーのブライコヴィッチ(RSH)が喰らい付き2人はメンショフらに合流する。しばらくはお互いをマークしながら走っていたが、残り1.5kmでヴォゴンディ(BTL)がアタック。ヴォゴンディのアタックは切れがよくあっという間に集団を引き離し独走態勢となる。これを追いしばらくしてシカール(EUS)が抜け出すがヴォゴンディには追いつけない。結局残り距離をヴォゴンディが逃げ切りステージ優勝。自身も信じられないのか何度も首を振り最後は口元を押さえてゴールした。
一方総合争いは、コンタドールが何度もアタックをかけるがその都度ブライコヴィッチがマークに入り、コンタドールの逃げを許さない。2人はライバル達に若干のタイム差をつけゴールするが2人のタイム差は変わらずコンタドールにとっては計算外のステージとなった。

ステージ優勝:ヴォゴンディ(BTL) 6:03:25
総合トップ:ブライコヴィッチ(RSH) 16:25:44
ポイント賞:ブライコヴィッチ(RSH)
山岳賞:タンキンク(RAB)

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ブライコヴィッチがんばった!
数秒でもタイム差つくかと思ったけど、タイム差0は立派。
このままの勢いで行けば総合優勝も夢ではない。
伏兵的存在だけどがんばってほしいな。
by lanterne-rouge | 2010-06-11 20:23 | 2010プロツアー(ワンデー他)
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