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【ワールドカップ第一戦:ミラノ~サンレモ】
2005.03.19 第九十六回ミラノ~サンレモ 294km

シメオーニ(SDM)、カスペール(COF)、イサシ(EUS)、サンタンブロージョ(LPR)、リーギ(LAM)の五人が逃げている。
集団とのタイム差は4:25秒差。しかし残り70kmをきるとこのメンバーと集団とのタイム差は1:15秒と縮まる。
そして集団から逃げていた5人が視界に入ると、タフィ(SDV)が飛び出す。
しかし、タフィは先頭に追いつくことはできず集団に吸収され、逃げていたシメオーニらも吸収される。
集団はひとつとなり進んでいたが、残り30km付近で集団中ごろで落車が発生。イタリアチャンピオンのモレーニ(QSD)らが巻き込まれる。この影響で集団が二つに分かれてしまう。
この状態で、ミラノ~サンレモの要所どころであるチップレッサの峠に入っていく。ここでまずアタックをかけたのは、マッツアンティ(PAN)。このアタックをきっかけに主要集団のスピードが上がる。
つづいてティラロンゴ(PAN)、カーザグランデ(SDM)がアタックを試みる。また下りに入るとセラー(PAN)が前を走るなど、PANの積極的な走りが目立ち始める。
チップレッサの峠を下りきり、平坦に入るとベッティーニ(QSD)がアタック。これに反応できたのはカシケン(C.A)のみ。主要集団を引っ張るのはFAS。
ベッティーニを逃がすまいとアシスト全員で集団の先頭を引っ張り、ポッジオの峠に。
ポッジオの峠に入ると、ビシオソ(LST)がアタック。ビシオソは先頭の二人を一気にかわし単独トップとなるが、頂上付近で吸収される。ここでレヴェリン(GST)がカウンターアタック。ペッリゾッティ(LIQ)、キルシェン(FAS)、バルベルデ(IBB)、チェレスティーノ(DOM)らが加わり先頭は五人となる。
しかしこの五人も下りきって残り2km付近で吸収される。
ここからどこのチームも大きな列車を作ることができず、混沌としたままゴールスプリントへ。
比較的早めに前に出てしまったペタッキ(FAS)だったが、ロングスプリントの末、ライバルたちを抑えミラノ~サンレモ初優勝をあげた。
二位にはホンド(GST)、三位にはハスホフト(C.A)が入った。


優勝:ペタッキ(FAS) 7:11:39
by lanterne-rouge | 2005-04-24 19:45 | 2005プロツアー(ワンデー)
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