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第93回リェージュ~バストーニュ~リェージュ
2007.04.29 リェージュ~アン 262km

残り80km地点でエチャバリア(EUS)、ティグレゴリオ(FDJ)、キリィエンカ(TCS)の3人が先頭。この3人と集団との差は、13分5秒という大差がついている。この大差を縮めるべく集団は、QSI、LIQ、GST、CSCら優勝候補を抱えるチームが交代で引き続け、残り65kmで10分、残り56kmで7分38秒、残り46kmで3分52秒とタイム差を挽回していく。その結果、集団後方では本調子ではないランダルーチェ(EUS)、ルー(BTL)、ジュリック(CSC)ら名だたる選手が次々と脱落していく。
先頭では残り36kmののぼりで、序盤から逃げ続けていたキリィエンカがついに脱落。ここで、集団でもアタックが連発し、集団が分裂する。バレド(QSI)の飛び出しに、シューマッハ(GST)、ニバリ(LIQ)がまず追いつき、さらにクローン(CSC)、バスール(QSI)が追いつき、追走集団を形成したこの5人は、残り28kmをきったところで先頭の2人に追いつくことに成功する。
そして、この7人から残り18km地点でのサルテルマンののぼりでバスールがアタックすると、シューマッハのみが反応し先頭は2人となる。しかし、バスールはシューマッハのスピードについていけず、残り15kmで脱落。先頭は、シューマッハただ一人となる。アムステルでもみせた独走力でひた走るシューマッハに対し、後続はなかなかその差を詰められない。残り12kmで16秒、残り8kmで19秒とその差は広がっていく。
しかし、残り6.5kmのサンニコラののぼりを前に一気にその差がつまり、のぼりでシューマッハを吸収し、ここからアタック合戦が繰り広げられる。残り5.6kmでクネゴ(LAM)、5.1kmでベッティーニ(QSI)、4.4kmでボーヘルト(RAB)がアタックするがそれぞれしっかりとマークが入り、抜け出すことができない。
ライバル同士マークしあっている中、今まで目立った動きをおこなさなかったシュレック(CSC)が残り4.1kmでアタックすると、これが見事に成功。反応できたのはディルーカ(LIQ)だけで、2人はついにメイン集団から抜け出し、残り2kmで10秒差をつける。この2人に対してメイン集団の動きは鈍く、誰も追うそぶりを見せない。残り1kmをきり痺れを切らしたバルベルデ(GCE)が単独で飛び出しようやく動き始めるが、ときすでに遅く、最終コーナー手前でシュレックを振り切ったディルーカが余裕で逃げ切り、リェージュ初制覇。連覇を狙ったバルベルデは悔しがりながら二位でゴールした。

優勝:ディルーカ(LIQ) 6:37:24

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中盤まであまりにも動きがない展開だったので、終盤の動きについていけず><
有力選手がしっかりと結果を出していたので、今年のジロは面白そうだ~。

ボーヘルトは最後のリェージュでも勝てなかったかぁ。
アタックに対して、積極的に反応しないところがあるのが残念。
コースを思いっきりかえて、他の選手の動向を見るのがお見合いの原因っぽいので、自ら追わないと。

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by lanterne-rouge | 2007-04-30 11:35 | 2007プロツアー(ワンデー他)
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