人気ブログランキング | 話題のタグを見る
【ツール・ド・フランス 第十六ステージ】
2007.07.24 オルテズ~グレット・コルドービスク 218.5km

先頭を走っているガルシアアコスタ(GCE)、ベルドゥーゴ(EUS)、オジェ(COF)、リネロ(SDV)が逃げており、これにソレル(BAR)、サストレ(CSC)、マヨ(SDV)が追いつき先頭は7人になる。7人になってからサストレが積極的に前を引き、ソレルが山岳ポイントを獲得し、山岳賞を奪い取ることに成功する。山岳をこなしていくにつれリネロ、オジェ、ガルシアアコスタ、そして最後の山岳に入るとベルドゥーゴが脱落し、3人となった先頭からサストレがアタックをかけるとマヨのみが反応でき先頭は2人となる。
ここまで、先頭を泳がせていた集団は最後の山岳に入ると最大9分弱あったタイム差を1分以内につめ、いよいよ総合争いを開始。DSCが集団を支配し、山岳を駆け上がる。そして、ついに残り9.5kmで先頭の2人を吸収し、ここからコンタドール(DSC)がアタックをかける。これに対しラスムッセン(RAB)はあわてることなくマイペースでこれを抑える。さらに今度はライプハイマー(DSC)がアタックをかけるがこれもラスムッセンには通じない。再三にわたるDSC2人のアタックに対してラスムッセンは涼しい顔。前を走るバイクに抗議したり、ライプハイマーに話しかけたりと余裕たっぷり。このラスムッセンのしぐさに対して、さすがの好調の2人も動きを潜め、残り1kmに入る。
そして、ここでついにラスムッセンが前に出ると、DSCの2人はついていけず差がついてしまう。この絶好の機会にスピードを上げたラスムッセンは、残り距離を泳ぐように走り抜けステージ優勝。マイヨジョーヌを着て得意の山岳を勝利し、さらにライバルに決定的な差をつける大きな勝利となった。

ステージ優勝:ラスムッセン(RAB) 6:23:21
マイヨジョーヌ:ラスムッセン(RAB) 76:15:15
マイヨベール:ボーネン(QSI) 
マイヨブランアポアルージュ:ソレル(BAR)
マイヨブラン:コンタドール(DSC)
ドサルルージュ:ソレル(BAR)

--
ラスムッセンもついにツールを去ってしまいましたか・・・。
ドーピングということではないと思うのですが、それでも虚偽は虚偽ということでしょうか。
チーム解雇で、この先彼はどうなるのでしょうか?ドーピングと同じように2年間出場停止となるのでしょうか??
ツールを去ったといえ、今年のマイヨジョーヌは彼だと思います。いくらコンタドールが強くても、今年の彼にはかなわない。それはこの十六ステージの結果で証明されています。
また、コンタドールもこのような形でマイヨジョーヌをきることは本位じゃないでしょう。
特に彼は、まだまだこれからの選手。こんなかたちで初優勝では彼の経歴に汚点を残すようなものです。
二年連続で同じ結果になるとは・・・。このステージを持ってツール終わってもいいのでは?

※追伸
ラスムッセン、解雇じゃなくてよかった。唯一ホッとした点だ。
by lanterne-rouge | 2007-07-26 21:26 | 2007ツール・ド・フランス
<< Go!Go!栗村監督!! 続、クイズが当たらない >>