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ジロ・デ・イタリア 第十五ステージ
2008.05.25 アラッパ~パッソ・フェダイア 153km

山岳ステージ二日目の今日は、2級山岳二つ、1級山岳が三つ、そして超級山岳が一つの難コース。昨日のステージ優勝のセラー(CSF)を含んだ9人の選手が逃げており、この中から4つ目の山岳にてバリアーニ(CSF)がアタックする。これにしばらくするとセラーとロドリゲス(GCE)が追いつき先頭は3人となる。
一方集団ではLPRにかわりLIQが先頭を牽き始めると、マリアローザのボシッシオ(LPR)が脱落。さらにクレーデン(AST)、ライプハイマー(AST)も後退しAST勢は苦しい展開に追いやられる。スピードを上げる集団からペッリゾッティ(LIQ)がアタックすると、ポッツオビーボ(CSF)のみが反応し2人が集団から抜け出しに成功する。残されたメンバーは牽制常態となるが、痺れを切らしディルーカ(LPR)がアタックをかけると、リッコ(SDV)、メンショフ(RAB)、シモーニ(SDA)が喰らいつき、ペッリゾッティらに追いつき6人となる。しかし、この6人はスピードがあがらずコンタドール(AST)、ブルセギン(LAM)を筆頭に遅れた選手が追いつき1分56秒遅れで山頂を通過する。
五つ目の山岳に入ると、メイン集団からニバリ(LIQ)とペレス(CSF)が抜け出しに成功する。2人はこの山岳の下りで先頭に追いつくが、最後の山岳に入るとセラーがアタックし、先頭はセラーのみとなる。ここからセラーは他を寄せ付けない走りを見せ、昨日同様独走状態に入る。熱狂する観客の合間をダンシングで走り抜けたセラーは昨日に引き続いてのステージ優勝を挙げ総合順位を10位にまであげる結果となった。
総合優勝争いは、ペッリゾッティが積極的な走りを見せていたが、リッコがアタックをするとついていくことができず、リッコ、ディルーカ、メンショフ、コンタドール、シモーニの5人の闘いとなる。この中からリッコがわずかに抜け出すが、大きな差をつけるまでには至らない。残った4人も誰かが抜け出すと誰かが遅れるという状態が続く。結局ゴールまでその展開は続き、リッコ、ディルーカ、シモーニ、コンタドール、メンショフの順でゴール。この結果、コンタドールが総合トップに立ち、2位にリッコ、3位にディルーカ、5位にメンショフ、そして6位にシモーニがつけ明日の山岳T.Tを迎えることとなった。

ステージ優勝:セラー(CSF) 4:53:25
総合トップ:コンタドール(AST) 68:06:43
ポイント賞:ベンナーティ(LIQ)
山岳賞:セラー(CSF)
新人賞:リッコ(SDV)

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CSFのやりたい放題のステージでしたね^^;
いったい何人の選手がTVに映ったのやら。
by lanterne-rouge | 2008-05-26 20:56 | 2008ジロ・デ・イタリア
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