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第63回ドワーズ・ドア・フランデレン
2008.03.26 ルーセラーレ~ワレヘム 200km

雨が降りしきる中開催された今年のドワーズ・ドア・フランデレン。
集団から25秒前後前を走る先頭集団がOUDE KWAREMONTに入ると、ベルギーチャンピオンのデボルダー(QST)が先頭に躍り出る。スピードの上がったこの先頭集団でシェーリンクス(COF)がさらにスピードを上げると先頭は8人の選手となる。しかし、この丘を過ぎると徐々に追いつく選手が現れ、勢いが落ちてしまう。そんな中集団とのタイム差は縮まり、数人の選手がアタックをかけ先頭に追いつき14人となる。この中から49kmヴァンアベルマート(SIL)、ヌイエンス(COF)がアタックをかけるが、デボルダーがマークに入り、逃げを許さない。
次にNokerebergに入ると、ボーネン(QST)が歩道を利用してアタックをかける。単独となったボーネンだが丘を過ぎると吸収され、今度はエルミガー(ALM)、シャバネル(COF)、ヨハンセン(CSC)が抜け出し、残り17kmで残された追走の8人に30秒のアドバンテージを得る。周回コースに入っても3人の逃げは続き、追走とほぼ同ペースでレースを展開。しかし、先頭交代を行う人数で有利に立つ追走は、徐々にタイム差を詰めていき残り10kmで12秒とし3人を視界に捕らえる。そして残り9km、追走からテルプストラ(MRM)がアタックをかける。しかし、これとほぼ同時に先頭でもシャバネルが最後尾からアタックをかけ、単独トップに躍り出る。
シャバネルは雨が降りしきる中、滑りやすいコーナーを慎重にこなし、直線で加速。協調体制が崩れた追走との差を徐々に広げ始め残り5kmを通過する。残り3kmで20秒、残り2kmで23秒として、ついに残り1kmを通過。この付近になると追走もあきらめムードとなり、シャバネルはウイニングラン。ゴールが見えた残り300mより両手を広げ喜びを爆発させながらゴール。2位にはスプリントの末、デヨング(QST)がイークホウトをわずかに抑えゴールラインを通過した。

優勝:シャバネル(COF) 4:32:27

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CyclingTVフリー落ちシリーズ第一弾。
春のセミクラシックからドアーズ・ドア・フランデレンです。
今年好調のシャバネルの活躍はここから始まったと行っても過言ないレースです。
ツールの彼の姿を見てファンになった人は要必見ですよ。
by lanterne-rouge | 2008-08-16 17:19 | 2008その他レース
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