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ジロ・デ・イタリア 第八ステージ
2009.05.16 モルベーニョ~ベルガモ 209km

65.6km地点に1級山岳が、182.2km地点に2級山岳を擁する中級山岳ステージ。
そのコースをトショップ(BTL)、ロペスガルシア(GCE)、パウウェルス(CTT)、ゴンザレス(FUJ)、ヴィスコンティ(ISD)、カタルド(QST)、オチョア(SDA)、ヴァウケレン(SIL)、ペトロフ(KAT)、ヴォルガノフ(KGZ)の10人が逃げている。このメンバーと集団との差は大きな差にはならず、3分台を維持しながら後半戦に入る。
2級山岳を前にして先頭からトショップ、ヴァウケレンが脱落し8人となるが、ここにきて集団も差を一気につめ残り35kmでその差を42秒として山岳に入る。ここで集団からクネゴ(LAM)、ホーナー(AST)、ペッリゾッティ(LIQ)らが集団から抜け出し、先頭を吸収する。さらに残り30kmをきるとライプハイマー(AST)も合流し、その結果先頭は、ペッリゾッティ、ホーナー、ライプハイマー、ガルゼッリ(ASA)、ロジャース(THR)の5人となる。この動きにLPRは後手にまわり、集団を牽くが山頂で54秒遅れで通過しその差を詰めることができない。
平坦に入ると先頭に遅れていたクネゴ、アロヨ(GCE)、ボアソンハーゲン(THR)が追いつきさらに驚異的な集団となるが、集団でもLPRだけではなくSDA、CTTが先頭交代に加わり始めた結果、残り16kmでようやくこの先頭集団を吸収することに成功する。しかし、安心したのもつかの間今度は残り15kmでシフトソフ(THR)がアタックをかけると再び逃げが決まってしまう。
シフトソフは単独で走り続けゴールのあるベルガモの市街地に入る。集団ではポポヴィッチ(AST)がアタックするもののディルーカ(LPR)自らが追いかけた結果シフトソフに追いつくことができない。有力勢同士のけん制も手伝い残り2kmで22秒のアドバンテージを得たシフトソフは細いコースと厳しいコーナーを無難にこなしうれしいステージ優勝。彼に遅れること21秒で集団もゴールしその頭をボアソンハーゲンが取ったことでTHRが1,2フィニッシュを達成した。
なお3位にはディルーカが僅差で入りボーナスタイムを8秒獲得。しっかりとライバルたちに差をつける結果となった。

ステージ優勝:シフトソフ(THR) 5:04:34
総合トップ:ディルーカ(LPR) 33:13:35
ポイント賞:ディルーカ(LPR)
山岳賞:ディルーカ(LPR)
新人賞:ローブクヴィスト(THR)
by lanterne-rouge | 2009-05-19 21:03 | 2009ジロ・デ・イタリア
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