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ツール・ド・フランス 第十三ステージ
2009.07.17 ヴィッテル~コルマール 200km

アルプスに向けて移動する一行の前にひとつだけ突如出現する山岳ステージ。そのステージに前日まで総合4位であったライプハイマー(AST)の姿がない。なんと彼は前日の落車で骨折をしてしまい未出走となってしまった。ビックネームが一人かけスタートした第十三ステージは強い雨が降る中行われ、ホースラー(CTT)、ペレスモレノ(EUS)、シャヴァネル(QST)が逃げを決める。3人は2級山岳に入り集団に9分13秒の差をつける。
集団もこの山岳に入り前日同様山岳ポイントをめぐって激しい戦いが開始される。ペッリゾッティ(LIQ)、マルティネスデエステバン(EUS)、ケルン(COF)らに加えカンチェッラーラ(SAX)、バッラン(LAM)らが抜け出し追走集団を形成する。これを見た集団はASTが集団コントロールに入り追走した結果、山頂手前で吸収する。しかし、山岳ポイント争いは行われEUSアシストを得たマルティネスデエステバンが4位通過を果たす。
続く1級山岳上りにて先頭ではペレスモレノが脱落し2人となる。集団でもここまで健闘してきたマルティネスデエステバンが遅れ始めペッリゾッティが山頂を4位通過で抜けポイント差が9ポイントまでに縮まる。下りに入ると先頭ではホースラーが果敢に攻め、シャヴァネルを引き離していく。シャヴァネルは一度追いつくが疲れが見え始め徐々に差をつけられしまう。一方集団でも、チュルカ(EUS)、B.フェイユー(AGR)が抜け出し先頭を追い始める。
しかし、ホースラーの勢いはとまらない。ホースラーは雨の中、疲れを感じさせない走りを見せ後続との差を広げていく。3級山岳頂上でシャヴァネルとの差を46秒、チュルカらと3分57秒そして集団とは6分32秒とし残り2級も軽々とこなしコルマールの街に入る。ここまで来ると勝利を確信したホースラーはTVカメラに向かって反応するほどの余裕を見せる。そしてゴール前にたどり着いたホースラーはあまりのうれしさにうれし泣き。顔を覆い最後はガッツポーズ。すばらしいステージ優勝をあげた。

ステージ優勝:ホースラー(CTT) 4:56:26
総合トップ:ノチェンティーニ(ALM) 53:30:30
ポイント賞:ヒュースホーウト(CTT)
山岳賞:ペッリゾッティ(LIQ)
新人賞:マルティン(THR)
敢闘賞:ホースラー(CTT)

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この雨じゃ大きな動きがないのも仕方ないか。

・今日のクイズ


・今日の日本人選手
新城(BBO) ステージ143位 +23:44(総合141位 +1:34:57↑)
別府(SKS) ステージ86位 +20:21(総合144位 +1:36:42↑)

・今日の街
VITTEL
本当は昨日紹介しようと思っていたのですが、昨日は昨日で魅力的な場所があったので今日ご紹介。
あのミネラルウォーターのヴィッテルがまさかフランスの街の名前だとは知りませんでした。
ミネラルウォーター
ツールの公式飲料としてもおなじみ。
チームヴィッテル
そしてこちらが昨年キャラバン隊として参加したチームヴィッテルの珍道中!?
今年は参加していないのかな??
by lanterne-rouge | 2009-07-18 15:44 | 2009ツール・ド・フランス
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