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ヴェルタ・ア・エスパーニャ 第七ステージ
2009.09.05 バレンシア~バレンシア 30.0km

バレンシアで行われる個人T.T。ほぼ真っ平なコース設定でスピード勝負となるはずだったが天候はあいにくの雨。スリップしやすい路面に各選手苦しみながら走り出す。主要選手の中でまずトップタイムをたたき出したのはアルカンシェルのグラブシュ(THR)。このタイムをミラー(GRM)が4秒更新する。このタイムを目指し後半戦に入り、まずヴィノクロフ(AST)が40秒遅れでゴール。S.サンチェス(EUS)はゴールまで安定した走りを見せ15秒遅れの暫定3位でゴールする。またダニエルソン(GRM)は18秒遅れ、ゲシンク(RAB)は1分1秒遅れで続く。
そして終盤戦に入り、エヴァンス(SIL)、ヴァルヴェルデ(GCE)、バッソ(LIQ)が続けてスタート。エヴァンスは11.3kmで10秒遅れ、19.8kmで20秒遅れ、そしてゴールで30秒遅れとまずまずのタイム差でゴールする。ヴァルヴェルデも健闘の走りを見せエヴァンスから3秒遅れでゴール。この2人に比べバッソは慎重な走りを見せ1分11秒遅れとなる。
続いてカンチェッラーラ(SAX)がスタートし11.3kmでは4秒遅れで通過したものの、第2計測でミラーのタイムを更新しその勢いのまま前方を走るボジッチ(VAC)をかわしゴール。ミラーのタイムをなんと32秒上回りトップに立つ。これに勝負を挑んだのがベンナーティ(LIQ)。ベンナーティは11.3kmでミラーのタイムを4秒更新し幸先の良いスタートを切る。しかし、これ以降失速し第2計測ポイントで35秒遅れとなってしまい、さらに不運にもパンクのアクシデントに見舞われる。結局1分12秒失い暫定15位でゴールした。この後ボーネン(QST)も落車しながら好走を見せるが暫定11位でゴールし、カンチェッラーラがステージ優勝。再びリーダーに立つことに成功した。

ステージ優勝:カンチェッラーラ(SAX) 0:36:41
総合トップ:カンチェッラーラ(SAX) 24:58:12
ポイント賞:グライペル(THR)
山岳賞:ロペスヒル(ACA)
複合賞:ローエルス(MRM)

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主要選手でトップタイムはS.サンチェス。一方一番タイムが悪かったのがなんとクルイジガー(LIQ)。彼はF.シュレック(SAX)より9秒も遅れ63位でフィニッシュ。まぁタイム差としては絶望的なものにはならなかったからいいのですが、一体どうしたんでしょう?落車かな?
山岳ステージを前にカンチェッラーラがリーダーになったのはSAXとしてはちょっと複雑。誰がエースになるかわからないけど、余計な仕事が増えてしまった。グライペルに移ったときはさすがと思ったけど、うーん・・・。

バレンシアにある世界遺産のひとつラ・ロンハの公式HPはこちら
by lanterne-rouge | 2009-09-06 18:43 | 2009ヴェルタ・エスパーニャ
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