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ヴェルタ・ア・エスパーニャ 第十三ステージ
2009.09.12 ベルジャ~シエラネバダ 172.4km

今日のゴール地点は標高2380m。勝負どころとなる山岳ステージ後半戦の二日目を迎えたヴェルタ・ア・エスパーニャ。二つ目の山岳に入り先頭はモンクティエ(COF)ひとりとなる。これを追うメイン集団もこの山岳に入り人数が絞られていきクネゴ(LAM)、ダニエルソン(GRM)、サンチェス(EUS)ら総合上位陣も遅れてしまう。
集団に残った選手は、集団を牽くクルイジガー(LIQ)、バッソ(LIQ)、ヴァルヴェルデ(GCE)、エヴァンス(SIL)、ゲシンク(RAB)、モスクエラ(KGZ)、コボアコボ(FUJ)、リブロン(ALM)となる。この中から勾配がきつくなるとコボアコボ、クルイジガーそしてリブロンが脱落する。残った5人は先頭から遅れてきた選手を次々とパスし山岳頂上を目指す。そして、頂上目前となったあたりでエヴァンスがなんとパンクをしてしまう。エヴァンスは止まり後輪を交換するがオフィシャルが手間取りタイムロス。チームカーが追いつきバイクごと交換し再スタートを切るが、遅れていたサンチェスらにかわされるなど大きな後れをとってしまう。
ここからエヴァンスは単独の追走を余儀なくされきびしい戦いとなる。なんとか前を走るサンチェスに追いつき、サンチェスをアシストするアントン(EUS)とともに前を牽くがメイン集団もガラテ(RAB)の牽きが良くその差は1分10秒前後を推移する程度で差が縮まらない。しばらくするとサンチェスがスピードを上げ前を追い始めるとエヴァンスは徐々に離されていってしまう。
そのころメイン集団でも動きがあり残り2km手前でモスクエラがアタックをかける。この動きにヴァルヴェルデが反応するが、それを見たモスクエラがもう一度アタックをかけヴァルヴェルデらを引き離すことに成功する。
単独となったモスクエラは得意の上りでリードを保ちステージ2位でフィニッシュ。3位にはスプリントの末ヴァルヴェルデが入り、1秒遅れでゲシンク、バッソが続いた。そして遅れたサンチェスは後半挽回しヴァルヴェルデから遅れること20秒遅れの6位でゴール。またエヴァンスは1分7秒遅れでゴールし総合で1分33秒遅れの5位に後退する結果となった。

ステージ優勝:モンクティエ(COF) 5:09:22
総合トップ:ヴァルヴェルデ(GCE) 56:23:08
ポイント賞:グライペル(THR)
山岳賞:モンクティエ(COF)
複合賞:ヴァルヴェルデ(GCE)

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エヴァンス不運!
このタイムロスは彼が悪いんじゃないのになぁ・・・。本当に可哀相だ。ロスは最小限で抑えたものの今日のステージに疲れが残っていないか心配。T.Tでは有利とはいえ今日のステージで疲れの影響で遅れてしまったらさすがにエヴァンスでもきびしい。

実況のsaschaさんのポッドキャストが聞ける東京slowstyle公式HPはこちら
by lanterne-rouge | 2009-09-13 16:28 | 2009ヴェルタ・エスパーニャ
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