カテゴリ:2008ジロ・デ・イタリア( 22 )
ジロ・デ・イタリア 第二十一ステージ
2008.06.01 チェザーノ・マデルノ~ミラノ 28.5km

トップコンタドール(AST)、2位リッコ(SDV)その差わずか4秒で迎えたジロ最終ステージの個人T.T。注目の2人の戦いがついに幕を開けた。まずリッコがスタートし、その3分後にコンタドールがスタート。緊張が重圧となって圧し掛かっているはずの2人だが、全くそんなそぶりも見せないくらいすばらしいスタートを切る。
しかし、T.Tの得意不得意は残酷にもはっきりと出てしまい、10.9kmの最初のチェックポイントで2人の差は55秒にまで広がってしまう。だがリッコはあきらめるそぶりを見せず、コーナーを果敢に攻めるなどすばらしい走りを見せる。一方、リードを広げたコンタドールも最後まで手を抜かず、まるでステージ優勝を狙うかのような走りを見せ、最終決戦にふさわしい好勝負が展開される。
結局、リッコはゴールラインを通過するまで踏むのを止めない走りで、総合2位を確保。逆転することはならなかったが、今後に繋がるすばらしい走りを見せジロを終えた。一方のコンタドールはゴール50m付近から勝利を確信してのお馴染みのコンタドールポーズでゴール。この瞬間コンタドールが自身初のジロ総合優勝を飾り、今年のジロが閉幕した。

ステージ優勝:ピノッティ(THR) 0:32:45

マリアローザ:コンタドール(AST) 89:56:49
マリアチクラミーノ:ベンナーティ(LIQ) 189pts
マリアベルデ:セラー(CSF) 136pts
マリアビアンカ:リッコ(SDV) 89:58:46
エキスポミラノ2015:バリアーニ(CSF) 23pts
ファストチーム:CSF 268:52:44
スーパーチーム:LIQ 360pts

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やっぱりコンタドールは強かった。
開幕一週間前に出場が決まり、コンディションが万全でなかった中で、よくここまでがんばった。
昨年のツールや今年のバスク一周での切れはなかったのは間違いない。そんななかでも、悪ければ悪いなりの走りをみせ、マリアローザを守りきったところにものすごく価値があると思う。
山岳やT.Tで差をつけるだけがグランツールじゃない、うまくまとめて勝つっていうことも一つの方法なんだっていうことを知らされた感じがします。
この人は強い。まだまだこの先強くなっていくと思う。個人的にここまで強いと思ったのはインドゥライン以来です。今後が非常に楽しみです。またASTを出場させてくれたジロに感謝です!
SDVファンとしてリッコが優勝できなかったのは残念。でも、ここで優勝するよりも、できないほうがよかったのではないかと思う。今はまだひとつひとつステップアップしていかなければならない時期。総合優勝はまだまだ先で大丈夫。力だけでなく経験をつんで優勝してくれることを首を長くして待っているよ。がんばれリッコ!
そしてブルセギン。いままで苦労してきただけに心の底からおめでとうと言いたいです。クネゴが出場しないということで今年のLAMはダメだな~って思っていたので、まさかここまでやってくれるとは夢にも思いませんでした。ごめんなさいブルセギン。おめでとうブルセギン。
4位のペッリゾッティ。あうううううう。2秒・・・。がっくりとうなだれるペッリゾッティが不憫すぎる・・・。2秒・・・。ああ・・・・・。
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by lanterne-rouge | 2008-06-03 00:01 | 2008ジロ・デ・イタリア
ジロ・デ・イタリア 第二十ステージ
2008.05.31 ロヴェッタ~ティラーノ 224km

今ジロ最後の山岳ステージとなる今日のステージは序盤からの逃げが決まらず、初めて大きな逃げが決まったのがレースも中盤に入ってから。その逃げを決めたのはコロム(AST)、バリアーニ(CSF)、ペレス(CSF)の3人。しかしこの3人の中からモルティローロ峠に入ると、ペレスが遅れ始めてしまう。
一方集団でも動きがあり、総合上位陣の中からシモーニ(SDA)が先頭をきってアタックをかける。これにセラー(CSF)がカウンターをかけるがどちらもリッコ(SDV)がマークに入り、逃げを許さない。時速が10kmを切る厳しい上り坂に苦戦する総合上位陣だったが、ゴンザレス(GCE)、シモーニ、メンショフ(RAB)らが再三にわたりアタックをかけると、ついにこらえきれずディルーカ(LPR)、ペッリゾッティ(LIQ)、ブルセギン(LAM)らが遅れ始め、集団はコンタドール、リッコ、メンショフ、セラー(CSF)、ポッツオビーボ(CSF)、ゴンザレス、シモーニの7人となる。この7人は山頂手前でバリアーニに追いつき、コロムから37秒遅れで山頂を通過し下りに入る。
下りに入るとこの集団のスピードが落ち、遅れていたブルセギンらが合流。さらに下り終わる付近で先頭のコロムも合流し、12人の集団となる。そしてすぐに、最後の山岳に上り始めた12人の中からセラーがアタック。一人逃げを成功させる。セラーを追ってシモーニが追いかけるが、さすがのシモーニもセラーには追いつけず徐々に差を広げられてしまう。結局セラーは今日もゴールまで逃げ切り、今ジロ3勝目をあげた。
集団では、ディルーカに差をつけ、セラーとの差を最小限にしたいブルセギン、リッコが積極的に走るが、リッコだけをマークしたいコンタドール、コロムとの走りがあわず、口論になるなど全く協調体制ができないままゴール。さらに総合3位のディルーカも山岳の遅れを挽回できず5分27秒遅れでゴール。総合で7位まで後退し、総合争いから脱落してしまう結果となった。

ステージ優勝:セラー(CSF) 6:52:45
総合トップ:コンタドール(AST) 89:23:25
ポイント賞:ベンナーティ(LIQ)
山岳賞:セラー(CSF)
新人賞:リッコ(SDV)

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さすがのディルーカも二日連続の走りはできず、今日で終戦。でも、立派でした。
それに比べ、リッコは若いなぁ。
文句を言っている暇があったら、自らが動け。アタックを潰すだけで、自分から仕掛けられないようじゃ総合優勝は難しいぞ。それにしてもゴンザレスの走りが光ったなぁ。同じ国の選手としてコンタドールに対してポイント高すぎです。
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by lanterne-rouge | 2008-06-01 10:37 | 2008ジロ・デ・イタリア
ジロ・デ・イタリア 第十九ステージ
2008.05.29 レニャーノ~モンテ・ポーラ 228km

ステージ中盤にそびえる最初の山岳、ヴィヴィオーネ峠下りにてサヴォルデッリ(LPR)がディルーカ(LPR)を引きつれアタックをかける。これにニバリ(LIQ)が反応し、メイン集団から抜け出しに成功する。サヴォルデッリは得意の下りを利用し差を一気に広げ残り35kmで1分15秒とする。さらにLPRは先頭で逃げていたエルメッティ(LPR)を合流させ、アシスト2人体制とし、さらにその差を広げていく。
二つ目の山岳に入るとディルーカが自らスピードを上げ始め、追いすがるニバリを引き離し単独走行となる。ディルーカはテンポよく上りをこなし、山頂でついにその差を2分10秒とし下りに入る。最後の山岳となるモンテ・ポーラに入ってもスピードの落ちないディルーカは先頭で逃げていた選手を次々とパスし、ステージ2位でフィニッシュ、マリアローザのコンタドール(AST)の帰りをゴールで待つ。
そのコンタドールを、コロム(AST)、クレーデン(AST)が懸命に引っ張り、モンテ・ポーラに入ったところでついにコンタドールがアタックをかける。ここから、セラー(CSF)、リッコ(SDV)が次々としかけた結果、リッコが単独で抜け出しに成功する。リッコはコンタドールとの差をどんどん広げ、ディルーカに遅れること1分8秒遅れの5位でフィニッシュ。この結果、逆転でマリアローザを獲得するかと思われたが、コンタドールもセラー、ペッリゾッティ(LIQ)らの力を借りてゴールし、わずか4秒残り足りず総合トップに立つことはできなかった。
この日シモーニ(SDA)が遅れた結果、総合はトップはコンタドールで、2位にリッコが4秒遅れ、そして3位にディルーカが21秒遅れまで迫り最後の山岳となる第20ステージを迎えることとなった。

ステージ優勝:キリエンカ(TCS) 6:37:32
総合トップ:コンタドール(AST) 82:29:10
ポイント賞:ベンナーティ(LIQ)
山岳賞:セラー(CSF)
新人賞:リッコ(SDV)

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最終日のT.Tを考えるとできればこのステージでリッコはトップに立ちたかった・・・。
今日コンタドールがよっぽど遅れない限り、リッコの総合優勝は厳しいかも。
逆にディルーカはコンタドールの力がいま一つなところを考えると、T.Tでもそれほど遅れないだろうしリッコよりも総合優勝の可能性は高いかな?
まぁそれも今日のステージ次第。3つ巴の戦いの結末はいかに?

貧血が一日たっても治らないorz
へろへろです。
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by lanterne-rouge | 2008-05-31 16:40 | 2008ジロ・デ・イタリア
ジロ・デ・イタリア 第十八ステージ
2008.05.29 メンドリシオ~ヴァレーゼ 147km

ボシッシオ(LPR)、ノチェンティーニ(ALM)、ベンナーティ(LIQ)、ベッティーニ(QST)、ビスコンティ(QST)ら12人の選手が逃げている。このなかから周回コースに入ると、ゴール地点手前でフォイクト(CSC)がアタックをかける。このアタックに対し残りのメンバーは無反応で、あっという間に10秒前後のタイム差をつけ残り2周に入る。
2周回目に入ると11人の中から、ボシッシオ、ノチェンティーニがアタックをかけるが他の選手もこれに反応し、フォイクトを捕らえる統一した動きが起きない。そうすることでフォイクトの逃げはますますはまり、その差は広がっていってしまう。
ようやくボシッシオ、ノチェンティーニ、ビスコンティが抜け出すがすでにその差は50秒と決定的なものになり、フォイクトを捕まえることができない。結局フォイクトは途中遅れそうになった場面があったにもかかわらず、自身の見事なアタックで勝利を掴み取り、CSCに初優勝をもたらすことに成功した。

ステージ優勝:フォイクト(CSC) 3:22:45
総合トップ:コンタドール(AST) 75:45:17
ポイント賞:ベンナーティ(LIQ)
山岳賞:セラー(CSF)
新人賞:リッコ(SDV)

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最後の平坦ステージも終わり、いよいよ今日から勝負どころ。
特に今日のステージは山頂ゴールでもあることから見逃せませんね。
はたしてコンタドールはマリアローザを守れるのか?それともライバル達が奪うのか??
中継が楽しみです。
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by lanterne-rouge | 2008-05-30 20:11 | 2008ジロ・デ・イタリア
ジロ・デ・イタリア 第十七ステージ
2008.05.28 ソンドリオ~ロカルノ 146km

ガヴァズィ(LAM)、イグナティエフ(TCS)、ウグエ(COF)の3人が逃げており、残り114kmで8分5秒のタイム差をつけている。この3人を泳がしている集団は、THRとLIQが完全にコントロール。残り距離が少なくなるにつれその差を詰めていき、残り54.6kmのスプリントポイントでその差は3分33秒になり、残り40kmで2分55秒となる。
差を縮められた先頭で、今日ひとつだけ設定された山岳に入りウグエがスピードについていけず脱落し2人となる。さらに平坦に入り、残り23km付近でガヴァズィの後ろにつけたイグナティエフが、若干距離を置き、ガヴァズィを観察。ガヴァズィに力が残っていないことを確認すると、アタックをかける。このアタックはバイクのスリップストリームをうまく利用し、ガヴァズィを一気に引き離すことに成功する。
単独となったイグナティエフだが、持ち前の独走力で走り続け、集団に吸収されることに抵抗する。残り20kmで1分21秒、残り15kmにきても1分21秒と集団と互角のスピードで走るが、集団の先頭交代にMRMも加わり始めるとその差が詰まってきてしまう。そして残り5kmをきったところでイグナティエフは逃げをあきらめ、ついに集団に吸収され一つとなる。
ここからTHRがトレインを形成し、残り1kmに。他チームはこのトレインに対抗できず、先頭3人がTHRのまま最終コーナーを曲がる。ここから本来ならTHR最後尾につけたエースのカヴェンディシュ(THR)が飛び出すところだが、今日は2番手につけたグライペル(THR)がそのままスプリント。番手につけたカヴェンディシュの後方へのアシストも見事でTHRが1,2フィニッシュを飾った。

ステージ優勝:グライペル(THR) 3:27:05
総合トップ:コンタドール(AST) 72:14:40
ポイント賞:ベンナーティ(LIQ)
山岳賞:セラー(CSF)
新人賞:リッコ(SDV)

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THRのチームプレーが決まったステージ。お見事です。
グライペル、やっぱりジロでは勝てないのかなぁと半ばあきらめかけていたのですが、カヴェンディシュのニクイ演出で無事勝利をあげました。
TDUで彗星のごとく現れたこの選手。チームのジロ出場にも大きく貢献しただけに、この勝利は本当によかったです。

ちょろっとTDU
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by lanterne-rouge | 2008-05-29 19:23 | 2008ジロ・デ・イタリア
ジロ・デ・イタリア 第十六ステージ
2008.05.26 サン・ヴィジリオ・ディ・マレッベ~プラン・デ・コロネス 12.9km

総合争いに大きく影響を及ぼすであろう今日の山岳T.T。距離は短いながら、24%の勾配、未舗装区間があり選手達を苦しめるコース設定となっている。この難ステージでルハノ(GCE)がトップタイムを更新し、クライマーの意地を見せる。しかし、二日連続ステージ優勝と今ジロNo.1のクライマー、セラー(CSF)がルハノのタイムを43秒更新し、トップに立つ。
このままセラーの3日連続のステージ優勝かと思われたが、2番手後にスタートしたペッリゾッティ(LIQ)が昨日までの上りの切れを今日のステージでも発揮し、6秒更新することに成功する。さらにシモーニ(SDA)も大健闘の走りを見せ17秒遅れでゴール。しかし、T.Tスペシャリストであるメンショフ(RAB)、ブルセギン(LAM)が遅れ、ディルーカ(LPR)も1分45秒遅れを取ってしまう。
そして最終スタートのコンタドール(AST)も平坦ステージのT.Tとは勝手が違うためか、思うほどタイムを稼ぐことはできない。それでもうまくタイムをまとめたコンタドールは、ペッリゾッティから22秒遅れでゴールし、マリアローザを守ることに成功した。

ステージ優勝:ペッリゾッティ(LIQ) 00:40:26
総合トップ:コンタドール(AST) 68:47:31
ポイント賞:ベンナーティ(LIQ)
山岳賞:セラー(CSF)
新人賞:リッコ(SDV)

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すごいコースでしたねぇ。ジロならではというか。
ペッリゾッティは個人的に昔から注目していたので、ようやく日の目を見たか~って感じ。
今まで、エースの陰に隠れていたけど実力はあった選手。今年ぐらいの活躍はできて当然かな?
しかし、今日のステージは書くのが難しいなぁ。ギブアップです。
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by lanterne-rouge | 2008-05-28 21:38 | 2008ジロ・デ・イタリア
ジロ・デ・イタリア 第十五ステージ
2008.05.25 アラッパ~パッソ・フェダイア 153km

山岳ステージ二日目の今日は、2級山岳二つ、1級山岳が三つ、そして超級山岳が一つの難コース。昨日のステージ優勝のセラー(CSF)を含んだ9人の選手が逃げており、この中から4つ目の山岳にてバリアーニ(CSF)がアタックする。これにしばらくするとセラーとロドリゲス(GCE)が追いつき先頭は3人となる。
一方集団ではLPRにかわりLIQが先頭を牽き始めると、マリアローザのボシッシオ(LPR)が脱落。さらにクレーデン(AST)、ライプハイマー(AST)も後退しAST勢は苦しい展開に追いやられる。スピードを上げる集団からペッリゾッティ(LIQ)がアタックすると、ポッツオビーボ(CSF)のみが反応し2人が集団から抜け出しに成功する。残されたメンバーは牽制常態となるが、痺れを切らしディルーカ(LPR)がアタックをかけると、リッコ(SDV)、メンショフ(RAB)、シモーニ(SDA)が喰らいつき、ペッリゾッティらに追いつき6人となる。しかし、この6人はスピードがあがらずコンタドール(AST)、ブルセギン(LAM)を筆頭に遅れた選手が追いつき1分56秒遅れで山頂を通過する。
五つ目の山岳に入ると、メイン集団からニバリ(LIQ)とペレス(CSF)が抜け出しに成功する。2人はこの山岳の下りで先頭に追いつくが、最後の山岳に入るとセラーがアタックし、先頭はセラーのみとなる。ここからセラーは他を寄せ付けない走りを見せ、昨日同様独走状態に入る。熱狂する観客の合間をダンシングで走り抜けたセラーは昨日に引き続いてのステージ優勝を挙げ総合順位を10位にまであげる結果となった。
総合優勝争いは、ペッリゾッティが積極的な走りを見せていたが、リッコがアタックをするとついていくことができず、リッコ、ディルーカ、メンショフ、コンタドール、シモーニの5人の闘いとなる。この中からリッコがわずかに抜け出すが、大きな差をつけるまでには至らない。残った4人も誰かが抜け出すと誰かが遅れるという状態が続く。結局ゴールまでその展開は続き、リッコ、ディルーカ、シモーニ、コンタドール、メンショフの順でゴール。この結果、コンタドールが総合トップに立ち、2位にリッコ、3位にディルーカ、5位にメンショフ、そして6位にシモーニがつけ明日の山岳T.Tを迎えることとなった。

ステージ優勝:セラー(CSF) 4:53:25
総合トップ:コンタドール(AST) 68:06:43
ポイント賞:ベンナーティ(LIQ)
山岳賞:セラー(CSF)
新人賞:リッコ(SDV)

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CSFのやりたい放題のステージでしたね^^;
いったい何人の選手がTVに映ったのやら。
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by lanterne-rouge | 2008-05-26 20:56 | 2008ジロ・デ・イタリア
ジロ・デ・イタリア 第十四ステージ
2008.05.24 ヴェローナ~アルベ・ディ・バンベア 196km

いよいよ本格的な山岳ステージがスタート。その初戦でいきなりの超級山岳ゴールとなった今日のステージをノチェンティーニ(ALM)、ロドリゲス(GCE)、セラー(CSF)、ベッティーニ(QST)ら13人が逃げを決め、集団に対して7分以上の差をつけ前を走る。
この先頭からカテゴリー1級山岳にてセラーがアタックを決める。ここからセラーの一人旅が始まり、後ろとのタイム差を広げていく。タイム差は一級山岳頂上にて追走のキリエンカ(TCS)、ロドリゲスに2分42秒、そしてメイン集団とは10分57秒となる。
この大きなタイム差に気を抜くことなく走り続けるセラー。最後の超級山岳に入ってもスピードを落とすことなく、力走を続ける。結局セラーは追いすがる追走にさらに差を広げゴール。第七ステージで果たせなかったステージ優勝を得意の山岳ステージで勝ち取ることに成功した。
一方、メイン集団では超級ステージでようやく動きはじめる。まずはシモーニ(SDA)がスピードを上げると、総合2位のボシッシオ(LPR)が脱落。さらにペッリゾッティ(LIQ)がアタックをかけると今度はブルセギン(LAM)、クレーデン(AST)が遅れ始める。さらにピエーポリ(SDV)、コンタドール(AST)も遅れる中、逆にスピードを上げたのはメンショフ(RAB)。ここまで動くことのなかったメンショフはするすると集団トップに立つと、そのままライバル達を引き離し単独走行にはいる。シモーニ、ヴァンデンブルック(SIL)、ペッリゾッティ、ポッツオビーボ(CSF)、リッコが追いかけるがメンショフに追いつくことができない。結局メンショフは総合ライバルに数秒の差をつけゴール。ここから始まる山岳ステージで心理的にも大きなアドバンテージを得ることに成功した。

ステージ優勝:セラー(CSF) 5:37:15
総合トップ:ボシッシオ(LPR) 63:10:47
ポイント賞:ベンナーティ(LIQ)
山岳賞:セラー(CSF)
新人賞:リッコ(SDV)

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放送時間が早くなってることを知らず22時からTVの前へ。
TVつけたらうぎゃあああああという展開でした。
さらにこのステージを見ながら、実はTVを分割して十三ステージを見ていました。
実況がどっちのステージなのかさっぱりわかりませんでした。
二元中継はやめたほうがいいですね(笑
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by lanterne-rouge | 2008-05-25 19:29 | 2008ジロ・デ・イタリア
ジロ・デ・イタリア 第十三ステージ
2008.05.23 モデナ~チッタデッラ 177km

昨日に引き続いての平坦ステージ。
今日はブファス(COF)とアヒレ(EUS)の2人が逃げており、集団はこの2人を泳がしている。最大8分あった差は残り35kmで2分45秒、残り25kmで1分44秒そして残り15kmで33秒と詰まり、ここに来ると2人も逃げをあきらめ、お互い健闘の握手をして集団に戻っていく。
一つとなった集団はここからゴールに向けた争いとなるが、今日は主導権を握るチームがなくどこか不安定のまま周回コースに入る。そして、残り4kmをきってようやくTHRがトレインを形成するが、残り1kmになるとMRMに主導権を奪われてしまう。アシスト2人を擁したザベル(MRM)だったが、ゴール前に来るとベンナーティ(LIQ)に好位置を奪われてしまい失速。奪ったベンナーティもペースが思ったほど上がらないなか、横からカヴェンディッシュ(THR)が駆け上がり2人をかわしてステージ優勝。見事昨日の雪辱を果たし、チームメートに応えた勝利であった。

ステージ優勝:カヴェンディッシュ(THR) 4:11:07
総合トップ:ビスコンティ(QST) 57:17:06
ポイント賞:ベンナーティ(LIQ)
山岳賞:セラー(CSF)
新人賞:ビスコンティ(QST)

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TOJ東京ステージより帰宅。二日間疲れた~。
むむ。アヒレとは同じ誕生日であったか。これはメモメモですね。というわけで23日はボクの誕生日でした。だから本当はアヒレにも勝って欲しかったんだけど・・・。次回からも応援しよ~っと。
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by lanterne-rouge | 2008-05-25 18:36 | 2008ジロ・デ・イタリア
ジロ・デ・イタリア 第十二ステージ
2008.05.22 フォルリ~カルピ 172km

昨日のステージとは一変し、今日は山岳ポイントがない完全な平坦ステージ。そんなステージをガルパルソロ(EUS)が一人逃げ、11分以上もの大差をつけ前を走る。この大きなタイム差を集団は確実に詰めていき、残り45kmではついに3分まで詰め寄ることになる。
しかしこの付近より、雨が降り始め、残り15km手前でロレンツェット(LAM)が落車し、ニバリ(LIQ)らが巻き込まれてしまう。この落車に対し、集団はスピードを落とすことなく走行し、残り10kmでついにガルパルソロを吸収する。ここからTHRが先頭を固め列車を形成する。ハイスピードかつコーナーが多いコースだったため、集団は二つに分裂。ステージ優勝争いは前方に残った選手達で行われることとなる。
THRが完全にコントロールした集団だったが、最後のゴール前に来てアシストが一人足りずカヴェンディッシュ(THR)が残り500mにして前方に取り残されてしまう。その一瞬の隙をついてオンガラート(MRM)がアタックをかけると、カヴェンディッシュの後ろにつけたマキュアン(SIL)が反応する。オンガラートを抑えたマキュアンだったが、以前ゴールまでには距離があり、後ろのライバル達の動向を気にし振り返った瞬間ベンナーティ(LIQ)がアタック。これにマキュアンもすぐに反応するがコーナーで離され、脱落。かわってカヴェンディッシュが猛追し、ベンナーティとほぼ同時でゴールラインを通過する。視覚では全くわからない2人の差は写真判定の末、わずか3cmベンナーティが上回りベンナーティの3勝目が確定した。

ステージ優勝:ベンナーティ(LIQ) 4:05:29
総合トップ:ビスコンティ(QST) 53:05:46
ポイント賞:ベンナーティ(LIQ)
山岳賞:セラー(CSF)
新人賞:ビスコンティ(QST)

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カヴェンディッシュが勝ったと思ったのですが、わずか3cm足りないとは。
あと50cm後ろにゴールラインがあったらステージ優勝は変わっていたかも。
今日のステージも白熱したゴールスプリントが見られるかな?期待だ~。
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by lanterne-rouge | 2008-05-23 20:18 | 2008ジロ・デ・イタリア