カテゴリ:2009ヴェルタ・エスパーニャ( 22 )
ヴェルタ・ア・エスパーニャ 第二十一ステージ
2009.09.20 リバス・バシアマドリード~マドリード 110.2km

ヴェルタ最終ステージはグランツールおなじみの凱旋モード。スタート直後からゆっくりと進み、総合1~3位が先頭に出てシャンパンを片手に記念写真を撮るなど、これまでの健闘を分かち合う。
ゴール地点のマドリードに入ると、引退レースとなったフェルナンデス(COF)が選手の粋な計らいで先頭に立ち周回コースに入る。フェルナンデスは最初の周回をファンの声援の後押しを受け単独で走り、ゴール前に来ると後ろを振り返り集団を待つ。そして花道を作ってくれた選手達に感謝をし集団の中に戻っていった。
ここから最終ステージが開幕。アタックが一気にかかりロセンド(ACA)、ヴァスケス(MCO)、ディグレゴリオ(FDJ)、ドゥラージュ(SIL)、ローエルス(MRM)、ガルシア(KGZ)が抜け出しに成功する。この6人は残り4周で17秒、残り3周で23秒とするが残り1周になると集団もすぐ後ろに迫り11秒差まで詰め寄られてしまう。
そして、残り3.5kmでついに追いつかれた6人だったが、最後の力を振り絞りドゥラージュがアタックをかける。ドゥラージュは20mほどリードするが残り3kmをきったところで吸収される。
70km近いスピードでVAC、LIQが先頭を固める中残り1kmを通過。ここでQSTの選手が飛び出すが抜け出すことができない。結局LIQが主導権を握りベンナーティ(LIQ)が絶好の位置でスプリントをかける。これに対しグライペル(THR)は中央から一気にベンナーティをかわし先頭に立つと、後続を完全に引き離し余裕のステージ優勝。ヴェルタ4勝目を上げポイント賞に花を添える勝利となった。

ステージ優勝:グライペル(THR) 3:11:55

総合優勝:ヴァルヴェルデ(GCE) 87:22:37
総合2位:サンチェス(EUS) +55
総合3位:エヴァンス(SIL) +1:32

ポイント賞:グライペル(THR) 150pts
山岳賞:モンクティエ(COF) 186pts
複合賞:ヴァルヴェルデ(GCE) 7pts
チーム賞:ハコベオガルシア(KGZ) 261:57:19

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ラストのフェルナンデスのシーンはすごくよかった。
アシスト一筋だったのかな?2000年にバスク一周で総合4位に入っている以外は大きな成績を上げていないけど、彼の選手人生最後のために一丸となって行動した選手達が本当にエライ!優勝チームのGCEだって本当は最初にマドリードに帰ってきたかっただろうし、アタックをかけたい選手もいたはず。こういうのがあるからロードレースはいいんだよね~。

ちょいと感動の余韻に浸りながらヴェルタの感想をと。
まずはヴァルヴェルデ。
彼の実力からするともっと早くグランツール勝ってもおかしくはなかった。このままずるずるといってしまうのかな?と思っていたので今回の勝利は非常に大きい。グランツールの戦い方もわかったことだし、次はツール勝利に向けて頑張って欲しいな。それができる選手なのだから。でも、その前にアルカンシェルかな?
続いてライバル陣。エヴァンス、ゲシンク、モスクエラは自らのミスではないところで遅れてしまいそれが致命的なものになってしまった。こういった不運もロードレースの要素のひとつなのだけど、な~んか残念。彼らが同じ条件で戦っていたら違う結果になっていたかもしれない。でも、3人とも腐らずよく最後まで勝負した。それが唯一の救いです。

ヴェルタ最後のリンクはヴェルタ09オープニングテーマ。Zaharaさんが唄うMerezco。
OPムービーとは違いPVでは水をかけられませんっ!
というわけで動画はこちら
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by lanterne-rouge | 2009-09-21 21:08 | 2009ヴェルタ・エスパーニャ
ヴェルタ・ア・エスパーニャ 第二十ステージ
2009.09.19 トレド~トレド 27.8km

いよいよヴェルタも残り2ステージ。今日は最後の勝負どころとなる個人T.T。総合順位をひとつでも上げたい選手、僅かな望みをかけて逆転総合優勝を狙う選手、そしてステージ優勝を狙う選手とそれぞれの思惑をかけて一人一人スタート台からスタートしていく。
まずは表彰台争い。4位のエヴァンス(SIL)は最初のチェックポイントで4位通過。これに対し3位を守りたいバッソ(LIQ)は11位通過し、アドバンテージが4秒となってしまう。そして二つ目のチェックポイントでエヴァンスは2分前にスタートしたモスクエラ(KGZ)をかわし、トップタイムのミラー(GRM)から遅れること5秒で通過。ついにバッソとの順位を逆転する。この後も両者の差は広がっていき、エヴァンスは11秒遅れの暫定2位でフィニッシュ。バッソも健闘するがエヴァンスから54秒遅れてゴールし、久しぶりの表彰台を逃してしまった。
わずかに残った逆転優勝へ望みをつなぐ2位のサンチェス(EUS)だったが、最初のチェックポイントで差を2秒しか縮められずこの時点で厳しい展開に。逆にエヴァンスに追い詰められる形となるが、第二チェックポイントからゴール地点までの下りでタイムを稼ぎ、ゴールでは逆にエヴァンスのタイムを抜きステージ2位でフィニッシュ。ステージトップには5秒足りなかったものの見事総合2位を守ることに成功した。
そして、最終スタートのヴァルヴェルデ(GCE)は終始落ち着いたクレバーな走りをみせる。各チェックポイントで常にトップ11以内のタイム差で通過しゴール前に到達する。ここでようやく彼の表情に笑顔が見え、最後はガッツポーズ。観客の声援に応えゴールラインを通過した。

ステージ優勝:ミラー(GRM) 0:35:53
総合トップ:ヴァルヴェルデ(GCE) 84:10:32
ポイント賞:グライペル(THR)
山岳賞:モンクティエ(COF)
複合賞:ヴァルヴェルデ(GCE)

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ヴェルタもこれにて決着。
表彰台争いもそれなりに楽しめました。
残すは今日の最終ステージ。
ヴァルヴェルデがどんな表情を見せてくれるか楽しみです。

今日のレースの舞台となった街トレド。こちらも世界遺産の街として有名です。
ウィキの市内全景の写真なんて絶景すぎです。
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by lanterne-rouge | 2009-09-20 19:41 | 2009ヴェルタ・エスパーニャ
ヴェルタ・ア・エスパーニャ 第十九ステージ
2009.09.18 アビラ~ラ・グランハ・レアル・ファブリカ・デ・クリスタレス 179.8km

クライマー達にとっては最後の勝負どころとなる第十九ステージ。3級山岳を越え3回1級山岳を越えてラ・グランハにゴールする。
雨が落ちレインコートを着る選手が目立つメイン集団が最後の山岳を目指すころ、総合2位のゲシンク(RAB)が集団のスピードについていけず遅れ始める。ゲシンクは前日までの落車の影響がこのステージにきて顕著に現れて、チームメートに守られながら走るが徐々に差は開いてしまい総合争いから完全に脱落してしまう。
ライバルが一人減ったメイン集団はEUSがコントロール。最後のアシストであるアントン(EUS)が役目を終えて下がっていくと今度はシュミット(LIQ)が牽き始める。このあたりにくるとメイン集団の人数は10人ほどに絞られ、その10人からサンチェス(EUS)がアタックをかける。このアタックにシュミットが強引にかぶせてサンチェスのアタックをつぶす。それでもサンチェスがアタックをかけると再びシュミットは前方に現れサンチェスのアタックを許さない。しかし、今度はコボアコボ(FUJ)がアタックをかけるとこれを見送り、この結果追随するようにメイン集団からアタックが巻き起こり山頂を通過する。
抜け出したコボアコボだったが下りに入るとサンチェス、ヴァルヴェルデ(GCE)にかわされ先頭が入れ替わる。サンチェスは得意の下りでヴァルヴェルデとの差をつけたいところだったが、路面がぬれているため安全走行を余儀なくされる。結局先頭の2人は攻める走りを見せなかったため、遅れた選手達が次々と合流しラ・グランハに入る。
残り6kmを切りモスクエラ(KGZ)が、残り5kmでティラロンゴ(LAM)そして残り4kmで再びモスクエラがアタックをかけるが、どれもモレノフェルナンデス(GCE)によって抑えられる。そんな中残り3kmでコボアコボがアタックするとモレノフェルナンデスのマークが遅れ抜け出しに成功する。モレノフェルナンデスを中心にしてメイン集団も追いかけるが残り2kmで4秒、街中に入り残り1kmでも4秒とコボアコボを捕まえることができない。コーナーが多いことも幸いしコボアコボはゴールまで逃げ切りに成功。自身にとってもチームにとっても大きなステージ優勝を成し遂げた。2位にはゴールスプリントの末、ヴァルヴェルデが入りボーナスタイムを獲得。サンチェスが4位に終わったことで差を12秒開くことに成功した。

ステージ優勝:コボアコボ(FUJ) 4:37:35
総合トップ:ヴァルヴェルデ(GCE) 83:34:03
ポイント賞:グライペル(THR)
山岳賞:モンクティエ(COF)
複合賞:ヴァルヴェルデ(GCE)

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このステージで総合優勝争いは決定的になりましたね。
ゲシンクは頑張っていたけど、落車の影響じゃ仕様がない。よく我慢の走りを続けてゴールしました。
このステージ、アシストたちの走りが目立ちました。
ゲシンクを守ったRABのチーム全員、サンチェスのアシストであるアントン、バッソのアシストであるシュミット、そしてヴァルヴェルデのアシストであるモレノフェルナンデス。それぞれが自分の仕事を完璧に遂行した日だったと思います。

話し変わって・・・
コボ、ようやく勝ってくれました。
総合でもトップ10内に入ってくれたしできればこの順位でレースを終えて欲しいな。
サウニエ時代から好きな選手なので今日はすごくうれしかったです。
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by lanterne-rouge | 2009-09-20 18:29 | 2009ヴェルタ・エスパーニャ
ヴェルタ・ア・エスパーニャ 第十八ステージ
2009.09.17 タラベラ・デ・ラ・レイナ~アビラ 165.0km

3つの山岳をこなし、スペインで最も標高の高い県都であるアビラにゴールするステージ。雨が落ちる中アントン(EUS)、モンクティエ(COF)、ディグレゴリオ(FDJ)、クルイジガー(LIQ)ら16人が逃げている。残り45kmで3分30秒、残り27kmで4分33秒と集団との差を開き、最後の山岳に入ったところで先頭からジルベール(SIL)がアタックをかける。持ち前の爆発力で単独に立ったジルベールだったが、残り20.6kmでエレロ(KGZ)ら2人に追いつかれさらにフグルサング(SAX)、クルイジガーに追いつかれると彼ら4人のスピードについていけず脱落してしまう。先頭に立った4人はけん制状態もあってスピードが落ち、遅れた選手達が次々と合流。人数が増え頂上を通過し下りに入る。
下りに入ると選手達のスピードにばらつきが出始め、デニャン(CTT)とクルイジガーが徐々に抜け出し先頭集団を形成する。この2人をエレロ、フグルサングが追走するがペースが速すぎ追いつくことができない。結局デニャンらはゴール地点のアビラに入り、おなじみの城壁の外周をまわる。この付近からクルイジガーはデニャンに話しかけ交渉を行うが失敗に終わる。その結果残り1km付近からクルイジガーは先頭交代を拒否し、隙を突いてロングスプリントをかける。これに対しデニャンはすぐにクルイジガーのスリップストリームに入り、一気に加速。クルイジガーをかわし先頭に立ちうれしいステージ優勝を飾った。
一方集団はアビラに入りモスクエラ(KGZ)、コボアコボ(FUJ)らが動きを見せるが抜け出しにはいたらない。しかし、ゴールスプリントの結果、ゲシンク(RAB)がヴァルヴェルデ(GCE)に対して1秒のタイムロスを犯してしまい、T.Tを前につまらないタイム差をつけられてしまう結果となった。

ステージ優勝:デニャン(CTT) 4:19:14
総合トップ:ヴァルヴェルデ(GCE) 78:56:42
ポイント賞:グライペル(THR)
山岳賞:モンクティエ(COF)
複合賞:ヴァルヴェルデ(GCE)

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ジルベールもクルイジガーも勝てませんねぇ^^;

ヴェルタでたびたび登場するアビラ。世界遺産に登録されており、ここも行ってみたい観光地のひとつです。特に夜はライトアップされていてきれいですよ!
ちなみにスペインのウィキではサストレの写真も紹介されています。
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by lanterne-rouge | 2009-09-20 18:20 | 2009ヴェルタ・エスパーニャ
ヴェルタ・ア・エスパーニャ 第十七ステージ
2009.09.16 シウダード・レアル~タラベラ・デ・ラ・レイナ 193.6km

今日は山岳ポイントが設定されていないステージ。イリサル(EUS)、マルティネスペレス(ACA)、ルー(FDJ)、マースカント(GRM)、ウェストラ(VAC)の5人が逃げをきめるが、集団は早めにタイム差をつめ3分台をキープしながら走り続ける。しかし、レースが後半となり残り20kmで2分51秒、残り13kmで1分43秒と集団がペースをあげても差は思うように縮まらなくなる。
先頭の5人は集団を見事に出し抜き主導権を得るが、残り7kmをきるとここまでうまくいっていた協調体制が崩れ、アタックがおき始める。この動きで両者間のバランスが崩れ差が縮まり始める。さらに残り4kmから3kmにかけて先頭はけん制状態となり、見る見る集団の影が大きくなっていく。
残り3kmを切り、この状態に痺れを切らしたマースカントがアタックし、さらにルーが飛び出したことで、残った3人は集団に吸収される。残り1kmでルーはマースカントに追いつくがここでも2人はけん制をしてしまう。しかし、ルーはすぐにアタックをかけるとマースカントを突き放す。ここから逃げるルーと追う集団の戦いとなる。圧倒的なスピード差で迫る集団に対し、ルーはあきらめない。ゴールに向かってひたむきに走ったことが幸いしなんとか逃げ切りゴール。タイム差なしで2位にボネ(BBO)が入るほど、ほんの僅かな差でのステージ優勝だった。

ステージ優勝:ルー(FDJ) 4:28:14
総合トップ:ヴァルヴェルデ(GCE) 74:27:48
ポイント賞:グライペル(THR)
山岳賞:モンクティエ(COF)
複合賞:ヴァルヴェルデ(GCE)

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ラスト20kmを切ってからの攻防は見ごたえありました。
最後は逃げ切り無理かなぁと思ったけど、よくぞ逃げ切りました。
FDJとしてはすごくうれしい勝利となりましたね。

ゴール地点のタラベラ・デ・ラ・レイナをご紹介しているPozueloさんのブログ「探検Espana」のタラベラ・デ・ラ・レイナ記事はこちら
陶磁器の街なんですね~。だからステージ優勝の賞品が陶器のツボだったんだぁ。
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by lanterne-rouge | 2009-09-17 20:42 | 2009ヴェルタ・エスパーニャ
ヴェルタ・ア・エスパーニャ 第十六ステージ
2009.09.15 コルドバ~プエルトヤーノ 170.3km

中盤までに二つの3級山岳を越えそれ以降はほぼ平坦となるステージ。そのステージをロセンド(ACA)が1人逃げている。集団とのタイム差は残り67kmで6分54秒、残り40kmで2分58秒、残り26kmで1分30秒となる。ロセンドはタイム差が一分をきると逃げをあきらめカメラに向かって笑いかける。そして残り18.3kmで吸収され集団はひとつとなる。
ここからゴールスプリントに向けTHR、LIQが牽き始めプエルトヤーノ市街に入る。前方で熾烈な主導権争いが起こる中レースは進み、残り3kmを切って集団中ほどで落車が発生する。これにディーン(GRM)、ウェイラント(QST)が巻き込まれてしまう。QSTはエーススプリンターを失ったため、残り2kmでトサット(QST)がアタックをかけるが、ハイスペースを維持する集団から抜け出すことはできずすぐに捕まり勝負はゴールスプリントに持ち越される。
THR、LIQ入り混じったトレインからベンナーティ(LIQ)が飛び出すが、ゴールまで距離があり番手につけたグライペルにかわされてしまう。先頭に立ったグライペルは追撃するボネ(BBO)、キオレック(MRM)らを抑えステージ優勝、ポイント賞で再びトップに立つことに成功した。

ステージ優勝:グライペル(THR) 4:50:44
総合トップ:ヴァルヴェルデ(GCE) 69:59:34
ポイント賞:グライペル(THR)
山岳賞:モンクティエ(COF)
複合賞:ヴァルヴェルデ(GCE)

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単調なレース展開でちょっと退屈気味でしたが、ロセンドの走りはすばらしかった。
たった一人で140km以上逃げたのはすごい。
ステージ優勝はできなかったけど、それぐらいの価値はある走りだったと思います。
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by lanterne-rouge | 2009-09-16 20:14 | 2009ヴェルタ・エスパーニャ
ヴェルタ・ア・エスパーニャ 第十五ステージ
2009.09.14 ハエン~コルドバ 167.7km

厳しい山岳ステージを越え今日から最終ステージまで平坦ステージとなる。その最初の第十五ステージは後半に2級山岳のオルト・デ・サンジェロニモを2周回するステージ。
先頭はエフィムキン(ALM)、イグリンスキー(AST)、デュケ(COF)ら13人でメイン集団はこの13人を完全に容認。残り50kmでなんと19分のタイム差が付いてしまう。ステージ優勝は早くからこの13人に絞られたが、13人は協調体制を崩さずレースを展開。
しかし2周回目に突入し山岳に入るとレイネスミモ(THR)がアタックをかけステージ優勝に向けた勝負が開始される。レイネスミモのアタックにローエルス(MRM)、ボーム(RAB)、マルティネス(KGZ)が反応するが、しばらくするとレイネスミモとローエルスが遅れ先頭はボームとマルティネスの2人となる。
2人になってからボームがペースをつくるとそのペースにマルティネスが付いていけず脱落してしまう。単独となったボームに対して、追走し始めたのがエレロ(KGZ)。エレロはボームのスピードとほぼ同じ速度で走り出す。2人の我慢比べとなるが残り16kmで44秒、残り10kmで58秒とエレロが徐々に差を広げられてしまう。そして下りカーブにてエレロは曲がりきれずコースアウトをしてしまいタイムロスを犯してしまい完全にステージ優勝争いから脱落する。
タイム差が広がり逃げ切りが濃厚となったボームはコルドバに入っても安定した危なげない走行を見せる。そして最終コーナーを曲がりホームストレートに入るとようやく勝利を確信しガッツポーズ。勝利の味をかみ締めるようにゆっくりと走るウィニングランで見事ステージ優勝はたした。
一方大幅に遅れたメイン集団は残り8kmの下りでサンチェス(EUS)がアタックをかける。この突然のアタックにヴァルヴェルデ(GCE)も含めあわててGCEがマークに入る。逃げるサンチェス、追うGCEという展開がしばらく続いたが緩斜面に入るとようやくサンチェスは逃げをあきらめ、結局有力勢にタイム差はつかないまま十五ステージが終了した。

ステージ優勝:ボーム(RAB) 4:12:57
総合トップ:ヴァルヴェルデ(GCE) 65:08:50
ポイント賞:ヴァルヴェルデ(GCE)
山岳賞:モンクティエ(COF)
複合賞:ヴァルヴェルデ(GCE)

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たまにはこういうステージも良いものです。
だらーっとした状態で見れました^^;
ただサンチェスのアタックにはびっくり。決まっていたらチョット面白かったなぁ。

ゴール地点のコルドバの街は歴史遺産として世界遺産に登録されています。
その中でぜひとも行きたいのがこのメスキータ
円柱の森の美しさは死ぬまでに一度は見たいもののひとつです。
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by lanterne-rouge | 2009-09-15 21:20 | 2009ヴェルタ・エスパーニャ
ヴェルタ・ア・エスパーニャ 第十四ステージ
2009.09.13 グラナダ~ラ・パンデラ 157.0km

山岳ステージ最後を飾る第十四ステージ。今日も頂上ゴールとなり、その山岳に先頭を切って飛び込んできたのがクネゴ(LAM)。クネゴは9人の集団で走っていたが直前の2級山岳で飛び出すとあとは一人旅。雨が落ちる中10%を越える勾配を乗り越え見事逃げ切り、ステージ優勝をあげた。
一方注目の総合争いはメイン集団をLIQがコントロールし、最後の山岳ラ・バンデラに入る。バッソ(LIQ)のアシストであるクルイジガー(LIQ)が強烈な牽きを見せ、一気に集団の人数を絞り残り5kmでその役目を終える。ここから満を持して前に出たバッソがスピードを上げるとメイン集団中盤に位置していてヴァルヴェルデ(GCE)が番手を少しずつ下げていく。さらにエヴァンス(SIL)がアタックをかけるとヴァルヴェルデは遅れ始め、これを見たゲシンク(RAB)とモスクエラ(KGZ)がエヴァンスに同調しスピードを上げていき、ヴァルヴェルデを落とすことに成功する。
総合リーダーがいなくなったメイン集団はバッソ、エヴァンス、ゲシンク、モスクエラの4人となり、この4人にマイペース走行のサンチェスが追いつき5人となる。しかしサンチェスが追いついた瞬間にモスクエラがアタックをかけ4人は離されてしまう。単独走行となったモスクエラだったが、サンチェスがアタックをかけこれに追いつき、さらに先頭を走っていたラブナル(KGZ)が合流し3人の追走集団を形成する。ラブナルはモスクエラのため献身的なアシストを見せ、その結果しばらく休むことが出来たモスクエラはラブナルに応えるように再びアタックをかける。これに対しサンチェスも負けてはおらず離されまいと喰らい付く。結局2人はゴール前まで一緒に走り、最後はゴールスプリント。この結果サンチェスがステージ3位、モスクエラがステージ4位に入り、逆転優勝に望みをつないだ。
一方遅れたヴァルヴェルデは、勾配が緩くなると一気にスピードを上げ、あっという間にエヴァンスをかわしバッソに追いつく。そしてバッソの前に出ると先頭交代も要求せず前を牽き始めバッソを力で引きちぎり、さらに前を走るゲシンクに追いつくことに成功する。ここでもヴァルヴェルデはゲシンクの前に出て加速。ゲシンクもヴァルヴェルデに離されまいとするが驚異的なヴァルヴェルデのスピードに次第に遅れていってしまう。結局ヴァルヴェルデはサンチェス、モスクエラに追いつくことは出来なかったが、差を最小限に抑えてゴール。王者にふさわしい走りを見せ、ゲシンク、バッソ、エヴァンスら最大のライバル達に逆に差をつける最高の結果で最後の山岳ステージを締めくくった。

ステージ優勝:クネゴ(LAM) 4:04:23
総合トップ:ヴァルヴェルデ(GCE) 60:30:53
ポイント賞:ヴァルヴェルデ(GCE)
山岳賞:モンクティエ(COF)
複合賞:ヴァルヴェルデ(GCE)

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ヴァルヴェルデが遅れたときはもう無理かと思いました。
しかぁし!
コボアコボを抜き去ってからのヴァルヴェルデの走りは異常。もう鳥肌もの。
これぞ総合リーダーにふさわしいすばらしい走りでした。
この走りを見れただけでも総合優勝に値すると思います。

ただ・・・。

ただねぇ・・・。

2位のゲシンクとの差がわずか31秒なんだよねぇ・・・。

正直きびしい。あんなにすごい走りを見せてくれたけど、貯金があまりにも少ないよ。
3位のサンチェスとも1分10秒差で、彼はT.T速いから一気に3位転落もありえちゃう。

T.Tまでにできればもうひと勝負して差を付けれたらいいんだけど。。。

スタート地点グラナダにある有名な世界遺産アルハンブラ宮殿。詳しい紹介ページはこちら
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by lanterne-rouge | 2009-09-14 21:44 | 2009ヴェルタ・エスパーニャ
ヴェルタ・ア・エスパーニャ 第十三ステージ
2009.09.12 ベルジャ~シエラネバダ 172.4km

今日のゴール地点は標高2380m。勝負どころとなる山岳ステージ後半戦の二日目を迎えたヴェルタ・ア・エスパーニャ。二つ目の山岳に入り先頭はモンクティエ(COF)ひとりとなる。これを追うメイン集団もこの山岳に入り人数が絞られていきクネゴ(LAM)、ダニエルソン(GRM)、サンチェス(EUS)ら総合上位陣も遅れてしまう。
集団に残った選手は、集団を牽くクルイジガー(LIQ)、バッソ(LIQ)、ヴァルヴェルデ(GCE)、エヴァンス(SIL)、ゲシンク(RAB)、モスクエラ(KGZ)、コボアコボ(FUJ)、リブロン(ALM)となる。この中から勾配がきつくなるとコボアコボ、クルイジガーそしてリブロンが脱落する。残った5人は先頭から遅れてきた選手を次々とパスし山岳頂上を目指す。そして、頂上目前となったあたりでエヴァンスがなんとパンクをしてしまう。エヴァンスは止まり後輪を交換するがオフィシャルが手間取りタイムロス。チームカーが追いつきバイクごと交換し再スタートを切るが、遅れていたサンチェスらにかわされるなど大きな後れをとってしまう。
ここからエヴァンスは単独の追走を余儀なくされきびしい戦いとなる。なんとか前を走るサンチェスに追いつき、サンチェスをアシストするアントン(EUS)とともに前を牽くがメイン集団もガラテ(RAB)の牽きが良くその差は1分10秒前後を推移する程度で差が縮まらない。しばらくするとサンチェスがスピードを上げ前を追い始めるとエヴァンスは徐々に離されていってしまう。
そのころメイン集団でも動きがあり残り2km手前でモスクエラがアタックをかける。この動きにヴァルヴェルデが反応するが、それを見たモスクエラがもう一度アタックをかけヴァルヴェルデらを引き離すことに成功する。
単独となったモスクエラは得意の上りでリードを保ちステージ2位でフィニッシュ。3位にはスプリントの末ヴァルヴェルデが入り、1秒遅れでゲシンク、バッソが続いた。そして遅れたサンチェスは後半挽回しヴァルヴェルデから遅れること20秒遅れの6位でゴール。またエヴァンスは1分7秒遅れでゴールし総合で1分33秒遅れの5位に後退する結果となった。

ステージ優勝:モンクティエ(COF) 5:09:22
総合トップ:ヴァルヴェルデ(GCE) 56:23:08
ポイント賞:グライペル(THR)
山岳賞:モンクティエ(COF)
複合賞:ヴァルヴェルデ(GCE)

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エヴァンス不運!
このタイムロスは彼が悪いんじゃないのになぁ・・・。本当に可哀相だ。ロスは最小限で抑えたものの今日のステージに疲れが残っていないか心配。T.Tでは有利とはいえ今日のステージで疲れの影響で遅れてしまったらさすがにエヴァンスでもきびしい。

実況のsaschaさんのポッドキャストが聞ける東京slowstyle公式HPはこちら
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by lanterne-rouge | 2009-09-13 16:28 | 2009ヴェルタ・エスパーニャ
ヴェルタ・ア・エスパーニャ 第十二ステージ
2009.09.11 アルメリア~アルト・デ・ヴェルフィクエ 179.3km

休息日あけの第十二ステージはアルメリアをスタートし一度ゴール地点のアルト・デ・ヴェルフィクエを通過し、1980mの1級山岳、1250mの3級山岳を越え再びアルト・デ・ヴェルフィクエに上りゴールとなる山岳ステージ。そのステージをイサシフロレス(EUS)、エルファレス(COF)、フレイレ(RAB)、オグレディ(SAX)、ボジッチ(VAC)ら11人が逃げを決める。長い間協調体制を維持した11人だったが残り20kmをきるとガルシア(KGZ)がアタックし単独でスペシャルポイントを通過しそのまま逃げ始める。残った10人も最後の山岳に入りアタックが起きバラバラとなる。その中からヘシェルダル(GRM)が残り5.6km地点でガルシアに追いつき先頭は2人となる。
一方メイン集団はGCEがコントロール。最後の山岳に入りスピードを上げ人数を絞っていく。そして残り6.5km手前でキリエンカ(GCE)がアタックをかける。このアタックにクネゴ(LAM)が真っ先に反応しメイン集団から抜け出すが、キリエンカがすかさずマークに入り、思うようにスピードがあがらない。結局クネゴは残り6.2km付近で集団に吸収されてしまう。
クネゴを吸収したメイン集団だったが落ち着くことはなく今度はモスクエラ(KGZ)がカウンターを仕掛ける。モスクエラは、集団との差を徐々に広げていき遅れてきた先頭集団を次々とパスしていく。自チームのエースが近づいていることを知った先頭のガルシアは話しかけるヘシェルダルを無視し先頭交代を行わない。徐々に縮まる両者のタイム差だったが、残り2kmを切ってメイン集団からゲシンク(RAB)がアタックをかけると残り1kmでモスクエラに追いつくことに成功する。
追走の2人は先頭の2人を視界に捕らえ追いつこうとするが、ステージ優勝を狙いたいヘシェルダルがしびれをきらしてスピードを上げるとわずかに追いつくことが出来ず、優勝争いは先頭の2人に絞られる。ここでこれまで守りに徹していたガルシアがスプリントを仕掛け、ヘシェルダルも最後の力を振り絞りスプリントをかけると、総合力で上回るヘシェルダルがガルシアを引き離しそのままゴールラインを通過、うれしいステージ優勝をあげた。ステージ優勝はならなかったがゲシンクは3位に入りボーナスポイントを獲得、ヴァルヴェルデ(GCE)らに10秒のタイム差をつけ合計18秒差を詰めることに成功した。

ステージ優勝:ヘシェルダル(GRM) 5:34:31
総合トップ:ヴァルヴェルデ(GCE) 51:12:38
ポイント賞:グライペル(THR)
山岳賞:モンクティエ(COF)
複合賞:ヴァルヴェルデ(GCE)

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ゲシンクの追い込みは凄かった!
だけどヘシェルダルも頑張った!!
ハコベオガルシアは作戦上今日は難しかったですね。
ステージ優勝狙いでガルシアを逃がすか、モスクエラを優先するか・・・。
結果だけ見ればガルシアを下がらせてモスクエラのアシストを行うっていうのがよかったのかも?
まぁ結果論だけどw
ていうか最後のゴールシーンよく覚えていない・・・。

スタート地点のアルメリアの公式HPはこちら
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by lanterne-rouge | 2009-09-12 19:15 | 2009ヴェルタ・エスパーニャ