カテゴリ:2010ジロ・デ・イタリア( 27 )
第93回ジロ・デ・イタリア 第二十一ステージ
2010.05.30 ヴェローナ~ヴェローナ 15.3km

レースも後半に入り、スタートしたラーソン(SAX)が中間計測ポイントからタイムを更新しトップタイムをマークする。このタイムを目指しウィギンス(SKY)がスタートするが前を走るアマドール(GCE)をかわすものの暫定3位に終わる。
総合トップテンになり、イタリアチャンピオンのピノッティ(THR)が中間計測ポイントでラーソンのタイムを12秒更新し下りに入る。しかし下りに入ると何度もバランスを失いタイムロス。結局ゴールでラーソンに2秒届かず暫定2位となる。ピノッティはステージ優勝こそならなかったが、総合9位のキセルロウスキー(LIQ)が遅れたため、総合で逆転し9位でジロを終えた。
続いてスタートしたヴィノクロフ(AST)は中間計測ポイントで3位通過。ヴィノクロフは後半戦に入ってもタイムを失わない見事な走りを見せ17秒遅れの暫定3位でフィニッシュする。これに対しタイム差がわずか6秒のポルテ(SAX)は中間計測ポイントをヴィノクロフから遅れること2秒で通過する。しかし後半に入りコース取りが甘くタイムロスし22秒遅れでゴール。総合順位をひとつ落としてしまった。
そして注目の表彰台争いは、4位のスカルポーニ(AND)が3位のニーバリ(LIQ)に対して中間計測ポイントで1秒勝り総合で同タイムとなる。しかし、ここからがニーバリの底力を発揮。ニーバリは得意の下りでスカルポーニを一気に突き放しゴールではスカルポーニを12秒上回り表彰台を守りきり、あとは総合2位のアロヨ(GCE)の帰りを待つ。そのアロヨは総合上位陣の中で遅れを取るが、1分41位秒の貯金をうまく使い総合2位の座を辛くも守りきった。
最終スタートのバッソ(LIQ)は序盤の上りでニーバリと同タイムを叩き出し、後半戦は安全走行に切り替える。大歓声が続く残りコースを楽しむかのように流すバッソは21分5秒のステージ15位でゴール。この瞬間、2度目の総合優勝に輝いた。

ステージ優勝:ラーソン(SAX) 0:20:19

総合優勝:バッソ(LIQ) 87:44:01
総合2位:アロヨ(GCE) +1:51
総合3位:ニーバリ(LIQ) +2:37

ポイント賞:エヴァンス(BMC) 150pts
山岳賞:ロイド(OTO) 56pts
新人賞:ポルテ(SAX) 87:51:23

TVポイント賞:スタムスニデル(RAB) 18pts
アッズーリ・デ・イタリア賞:エヴァンス(BMC) 11pts
フーガ賞:ピノー(QST) 476pts
敢闘賞:ロイド(OTO) 38pts
ファストチーム賞:リクイガス・ドイモ(LIQ) 262:04:40
スーパーチーム賞:リクイガス・ドイモ(LIQ) 412pts
フェアープレー賞:リクイガス・ドイモ(LIQ) 4pts

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ついに終わっちゃいましたね~。
これでシモーニともお別れ・・・。最後まで笑みを絶やさなかった彼にお疲れ様と言いたいです。
また後日機会があれば彼について書きたいのですが、個人的にはジロ=シモーニさんって言うぐらい大きな存在でした。ネクタイしながらのラストランはチョットしたおしゃれで彼らしかったです。

そして新城選手(BTL)は見事完走。最後のステージは1分53秒遅れの97位で3時間22分21秒遅れの総合93位でフィニッシュです。ポイント賞部門は75位の2ポイント、山岳賞部門は38位の3ポイント、TVポイント部門は7位の7ポイント、アッズーリ・デ・イタリア部門は30位の1ポイント、フーガ賞部門は15位の144ポイント、敢闘賞は17位の12ポイントでした。ゴール後のインタビューを見ると、完走ぐらい・・・って感じがしてすごく頼もしい。今後どのようなレースに参加するかはわからないけど、今はしっかりと休息をして次も頑張って欲しいです。

それでは皆さん3週間の長旅お疲れ様でした~。
JSPORTSのほうは週末より早くもドーフィネが始まっちゃいます。
が、ネットのほうではルクセンブルクが始まるのでこちらも要チェックですよ。

動画はこちら
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by lanterne-rouge | 2010-05-31 22:11 | 2010ジロ・デ・イタリア
第93回ジロ・デ・イタリア 第二十ステージ
2010.05.29 ボルミオ~ポンテ・ディ・レーニョ 178.0km

第二十ステージは中盤にチマコッピを擁する山岳ステージ。
このステージでロイド(OTO)、サストレ(CTT)、ヴィノクロフ(AST)、シモーニ(LAM)ら10人の選手が逃げを決める。先日マリアベルデを失ったロイドが再び逆転するべく山岳ポイントをトップ通過していく。そんな中、下りの緩斜面にてピラッツィ(CSF)がアタックをかける。単独で飛び出したピラッツィはフォスカーニョ峠をトップ通過し長い下りに入る。
両斜面に雪が残る下りを終え、チマコッピのガビア峠に入るとピラッツィはロイドらにかわされ、先頭はヴィノクロフ、ロイド、サストレ、シモーニ、トショップ(BTL)、ピノッティ(THR)の6人となる。この6人から残り35.3kmでシモーニがアタック。これにトショップが合流し先頭は2人となる。2人は残り32kmで追走に45秒、メイン集団に1分16秒差をつける。そしていよいよ頂上となり、ここを狙っていたシモーニがアタックをかける。しかし、トショップも負けずシモーニをかわしてトップで山頂を通過する。
この山頂を終えるとシモーニは勝負を捨て無理せず下っていく。ひとりとなったトショップはシモーニを待たずここから独力で走り始める。残り15kmでシモーニに56秒、メイン集団とは2分13秒のアドバンテージを持ってゴールまでの最後の上りに入る。ここにきてもトショップのスピードは落ちず、追走のヴィノクロフらとイーブンペースで走り続ける。ゴールが近付くとさすがに疲れが見えたものの見事ゴールまで逃げきり、うれしいステージ優勝。ここまで積極的に逃げを決めてきたチームにとっても大きなステージ優勝となった。
一方総合争いは最後の上りに入ってもLIQがコントロール。前を走るヴィノクロフやサストレなどの総合上位陣を無理せず捕まえようとはせず、後ろにつけるアロヨ(GCE)を徹底的にマークする。そんな中残り3.2kmでエヴァンス(BMC)がアタックをかける。エヴァンスは前を走るヴィノクロフらをかわし単独2位となる。この動きに脅威を覚えたスカルポーニ(AND)はスピードを上げ、バッソ(LIQ)とともに追い始める。しかし、エヴァンスを捕まえることはできず11秒遅れてゴールしたが、19秒差の総合3位のニーバリ(LIQ)が遅れたため総合3位にジャンプアップすることに成功した。

ステージ優勝:トショップ(BTL) 5:26:47
総合トップ:バッソ(LIQ) 87:23:00
ポイント賞:エヴァンス(BMC)
山岳賞:ロイド(OTO)
新人賞:ポルテ(SAX)

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シモーニさ~ん(>_<)
ステージ優勝はできないと自分でもわかっていたんでしょうね。
チマコッピにかける意気込みは相当なものだったと思うのですが、惜しくも2位となりました。
ていうか、トショップはそこ、空気読んでw

新城選手(BTL)は19分12秒遅れのステージ49位(速い!)で3時間21分10秒遅れの総合93位です。

動画はこちらです。
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by lanterne-rouge | 2010-05-30 13:04 | 2010ジロ・デ・イタリア
第93回ジロ・デ・イタリア 第十九ステージ
2010.05.28 ブレシア~アプリーカ 195.0km 

ジロも残り3ステージ。もうどのステージも重要なステージであり、ミスひとつが命取りとなる。初日となる第十九ステージはアプリーカ峠、トリヴィーニョ峠そしてモルティローロ峠をこえて再びアプリーカ峠でゴールする山岳ステージ。そのステージをLIQがコントロールする中トリヴィーニョ峠に入る。
この峠に入りガルゼッリ(ASA)がアタックし単独で前を追い始める。すると、先頭を走っていたファイッリ(ASA)がガルゼッリのアシストをするべく後ろに下がり残り65kmで合流する。ファイッリの献身的なアシストによりガルゼッリは先頭から遅れた選手を次々にパスしていく。下りに入っても攻め続ける2人は先頭との差を縮めていく。そして本日最大の勝負どころであるモンテローロ峠の麓で先頭に追いつくことに成功する。ここでファイッリの仕事は終わり、ガルゼッリが再びスピードを上げ、他の選手を引き離し単独トップに立つ。
ガルゼッリに続きメイン集団もモンティローロ峠に入り、シュミット(LIQ)が牽きはじめる。シュミットのスピードにメイン集団はたちまち分裂。クネゴ(LAM)、ポルテ(SAX)らが遅れ始めあっという間に人数が絞られてしまう。さらに総合リーダーのアロヨ(GCE)が残り44km付近で遅れ始める。ウラン(GCE)がアロヨをアシストするがその差は徐々に広がっていき、これを見たシュミットは最後の力でさらにスピードを上げ、バッソ(LIQ)にバトンタッチ。代わりに前に出たバッソのテンポにサストレ(CTT)が脱落し、さらにヴィノクロフ(AST)、ガドレ(ALM)も離され、ついにはエヴァンス(BMC)さえも遅れていってしまう。バッソはニーバリ(LIQ)と共に先頭交代を繰り返し、ついてくるスカルポーニ(AND)と共に後続との差を広げ始め、残り37.9kmでガルゼッリを捕らえ先頭に立つ。
バッソらから遅れた主要選手達はひとつとなり追走集団を形成するが、協調体制が全くない。スピードの上がらないこの集団に痺れを切らしたヴィノクロフが単独でアタックをかけ追い始め、これにサストレ、ガドレが続きその後ろにエヴァンスという順位で山頂を通過する。山頂通過後アロヨがエヴァンスに追いつき下りに入る。雨に濡れたすべりやすい路面に各選手とも慎重に走るが、アロヨは攻め続けエヴァンスを引き離し、サストレ、ガドレに追いつく。そしてこの2人もすぐにパスすると約1分離れていたヴィノクロフに追いつくことに成功する。この時点で先頭との差は39秒にまで縮まるが、アロヨに追いつかれたヴィノクロフは攻める力を失い先頭交代に応じない。するとサストレら3人に追いつかれてしまう。5人となった追走集団はここに来ても協調体制がなく、スピードが上がらない。
これに引き換え先頭ではLIQの2人に加えスカルポーニも先頭交代に加わり始めたため、見る見るその差は広がっていってしまう。気がつけばその差は1kmを越えついにバッソが暫定リーダーに躍り出る。少しでもタイム差を最小限にしたいアロヨがしきりに先頭交代を求めるがこれに応じるのはエヴァンスぐらい。結局この追走集団は最後まで意思統一が図れずこのステージで終戦。総合争いから脱落してしまった。一方、先頭に残った3人はステージ優勝をかけてゴールスプリントととなり、スカルポーニがステージ優勝を果たした。この日の結果で、総合トップにバッソ、2位にアロヨ、3位にニーバリ、4位にスカルポーニという順位に変動した。

ステージ優勝:スカルポーニ(AND) 5:27:04
総合トップ:バッソ(LIQ) 81:55:56
ポイント賞:エヴァンス(BMC)
山岳賞:バッソ(LIQ)
新人賞:ポルテ(SAX)

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ものすごく面白かったジロも今日で終戦。ここまでめまぐるしい展開だっただけに、最後のステージまで激しい展開が続くかと思ったのですが、あっけない幕切れとなりました。
もう少し追走の5人が頑張ってくれれば・・・と思ったのですが、これは仕方がない。
アロヨは最後まで本当によく頑張ったと思います。大逃げを決め総合上位にジャンプアップしたアロヨは、マリアローザを着てもどこか本当のリーダーじゃない感じがしていました。
だけど今日のステージ、ウランのアシストを得てペースを戻し、単独でエヴァンスに追いつき、さらに下りでの果敢な走りでヴィノクロフまで追いついた走りはマリアローザを着るのにふさわしい走りでした。
惜しくも今日のステージで失ってしまったのですが、力を落とさず残りの2ステージも頑張って欲しいものです。
エヴァンスにとっては今日のステージで調子が悪かったのが最大の不運。粘りに粘ったのですが最後は力を出し尽くしてしまいましたね。バッソとの差は4分。いくらT.Tスペシャリストとはいえ最終日に逆転することは不可能なタイム差です。メンショフ、コンタドール、ヴァルヴェルデと昨年の覇者達がいないこのジロが彼にとって最後の優勝のチャンスだったと思います。今までの走りだけを見れば優勝してもおかしくはないんですが、今回も運に見放された気がします。
ヴィノクロフは単独で飛び出したところまでは良かったと思います。しかし、下りにてアロヨに追いつかれたところで彼の気持ちは切れてしまった。たとえバッソたちに追いついたとしても総合トップのアロヨがいれば自分は優勝できない。彼ほどのキャリアがある人にとっては優勝以外は何位だろうと代わらないんでしょう。協調性がなくこのステージの一番の戦犯だと思うのですが、このステージにかけた彼の気持ちを考えると攻められない気がします。
サストレは単純にもう力が残っていなかった。少しでも力があれば先頭交代に加わっていたと思います。ゴール前最後にアロヨのお尻を押して自分の前にいれさせたところを見ると、彼なりに同じスペイン人として力に立ちたかったんだと思う。
ガドレはこのジロで一気に知名度を上げましたね。ヴェルタでも山岳活躍しましたがそれがまぐれでないことを証明しました。最後の山岳となる今日当たりできればステージ優勝できれば最高のジロとなるでしょう。近いうちにツールで山岳賞取れる日が来るかもしれませんね。
そしてLIQ勢。早々と先頭に出てやる気をみせたLIQは昨年や今年の前半のクラシックレースにはない協力体制がありました。ニーバリも下りでバッソを献身的にアシストしたし。こうなると彼らに勝てる人は皆無。不足な事態にならない限りこのままいけそうです。あとはニーバリが総合2位に上がって1,2フィニッシュとなるかがポイントかな?アロヨとの差を詰めることも重要だけど、後ろのスカルポーニとの差もわずか19秒。彼を落とすこともポイントになりそうです。

新城選手(BTL)は35分17秒遅れのステージ133位で3時間2分15秒遅れの総合106位です。

動画はこちら
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by lanterne-rouge | 2010-05-29 13:00 | 2010ジロ・デ・イタリア
第93回ジロ・デ・イタリア 第十八ステージ
2010.05.27 レ・ヴィコ・テルメ~ブレシア 156.0km

コース変更に伴う短縮となった第十八ステージ。マランゴーニ(CSF)とカイセン(OTO)が逃げを決める。メイン集団は、スプリンターにとってステージ優勝を狙える最後のステージとなるため、THR、SKYらスプリンターを抱えるチームが引っ張っていく。残り95kmで2分40秒、残り65kmで2分5秒とイーブンペースで走り残り10kmでついにその差を43秒にまで縮める。
残り3.7kmでカイセンが脱落し、マランゴーニが単独トップに立つがメイン集団はゴールまでの逃げは許さず残り2kmで吸収する。ここからSKYが主導権をとりゴールスプリント。ここで不調だったグライペル(THR)が先頭に立つとディーン(GRM)、ヘンダーソン(SKY)を抑えステージ優勝。第18ステージにてようやく1勝目をあげた。

ステージ優勝:グライペル(THR) 3:14:59
総合トップ:アロヨ(GCE)
ポイント賞:エヴァンス(BMC)
山岳賞:ロイド(OTO)
新人賞:ポルテ(SAX)

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残り3ステージを前に嵐の前の静けさなステージとなりました。
個人的にもだらだら(笑
今日から気合入れなおしだー。

新城選手(BTL)はタイム差なしのステージ13位(すごい!)で2時間29分03秒遅れの総合107位です。
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by lanterne-rouge | 2010-05-28 22:00 | 2010ジロ・デ・イタリア
第93回ジロ・デ・イタリア 第十七ステージ
2010.05.26 ブルーニコ~ペーイオ・テルメ 173.0km

A.エフィムキン(ALM)、新城(BTL)、アマドール(GCE)、デュケ(COF)、ホンド(LAM)ら19人が逃げている。メイン集団との差は残り85kmで10分24秒、残り35kmで9分25秒と逃げが確定的となる。
この中から残り29kmでイグナティエフ(KAT)がアタックをかけステージ優勝に向けた戦いが始まる。イグナティエフは吸収されたが、カウンターでN.セーレンセン(SAX)がしかけるもこれも失敗。次に新城がアタックしデュケ、ホンドが合流し3人となるが、こちらも失敗に終わる。この後も何度となくアタックをかける場面が起こり、この中からモニエ(COF)、ホンド、クルイスウィック(RAB)の3人が抜け出しに成功する。残り11kmで残りの選手に39秒、残り7kmで追走となったカミングス(SKY)まで21秒となり残り3kmに入る。
ここから上り勾配になりモニエがアタックをかける。モニエは2人を引き離し単独トップとなる。モニエは軽快なテンポで山を上り、追いすがるクルイスウィックを引き離していく。そして残り1kmを通過すると、後ろを振り返り後続との差を確認する。この後もモニエはスピードを落とさず最短距離を選びゴールへ。最後は右手を大きく上げガッツポーズ。プロ初勝利をジロの大舞台で成し遂げた。

ステージ優勝:モニエ(COF) 4:29:19
総合トップ:アロヨ(GCE) 73:11:38
ポイント賞:エヴァンス(BMC)
山岳賞:ロイド(OTO)
新人賞:ポルテ(SAX)

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新城選手ついてないなぁ。
でも、こればっかりは仕方ない。また次に期待だ~。

・・・と書きましたが。
ちょっと見慣れつつある光景なんで感覚マヒしがちですが、やっぱり凄いことだと思うんですよ。
逃げにのるってことは。
新城選手が聞いたら「それぐらいで~」って怒られるかも、逃げているシーンを見れるだけでも個人的には満足です。
今日はゴールスプリントに向けてのアシストかな?
これはこれで楽しみ。しっかりとアシストして逃げだけじゃないところを世界に見せつけてほしいです。

動画はこちら

新城選手は2分12秒遅れのステージ13位で2時間29分3秒遅れの総合107位です。
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by lanterne-rouge | 2010-05-27 21:58 | 2010ジロ・デ・イタリア
第93回ジロ・デ・イタリア 第十六ステージ
2010.05.25 サン・ヴィジリオ・ディ・マレッド~St.ヴィギル・プラン・デ・コロネス 12.9km

休息日あけの第十六ステージは山岳個人T.T。長さ 12.9kmで前半の7kmまでは舗装路、残りの区間が未舗装区間で、最大勾配24%を誇る難コースとなっている。
その区間をシュミット(LIQ)がトップタイムをマークする。このタイムに対してトショップ(BTL)さらにサロイモフ(QST)、ウラン(GCE)と次々に更新する。そんな中ガルゼッリ(ASA)が中間ポイントから更新し、前を走る選手を次々とパスしトップタイムを大きく更新する。
このタイムに対し有力勢が挑むが、タイムを更新するには至らない。スカルポーニ(AND)はひとつ前にスタートしたゲルデマン(MRM)をかわしゴールに飛び込むが暫定5位。エヴァンス(BMC)は序盤よりダンシングで駆け上がり中間ポイントを更新するが、その後はガルゼッリのタイムが上回り、42秒遅れの暫定2位でゴールする。そして、バッソ(LIQ)は観客を従えての走行でこちらも後半タイムが伸びず暫定6位でフィニッシュ。続くポルテ(SAX)、アロヨ(GCE)も大きく離されガルゼッリがステージ優勝をあげた。
今日のステージの結果を受け、バッソがポルテをかわし総合2位に躍り出た。

ステージ優勝:ガルゼッリ(ASA) 0:41:28
総合トップ:アロヨ(GCE)
ポイント賞:エヴァンス(BMC)
山岳賞:ロイド(OTO)
新人賞:ポルテ(SAX)

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ガルゼッリおじさん強い!
総合ではもう難しいけど、ステージ優勝してしまうあたりこの人のすごいところ。
歳をとってもなかなか実力が落ちない人です。
表彰台の王冠もすごく似合っており、誰よりも彼がかぶるがふさわしいと思いました。

新城選手(BTL)は5分52秒遅れのステージ100位で2時間36分48秒遅れの総合122位です。
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by lanterne-rouge | 2010-05-26 21:57 | 2010ジロ・デ・イタリア
第93回ジロ・デ・イタリア 第十五ステージ
2010.05.23 メストレ~モンテ・ゾンコラン 218.0km

テュルパン(ALM)、ロドリゲス(AND)、ルフロシュ(BTL)、セイマンス(COF)、ピノー(QST)、レダ(QST)の6人が逃げを決め、残り115kmで14分20秒差をつける。6人は最初の山岳をこなし、二つ目の山岳に入るとレダが脱落し5人となる。メイン集団はLIQがコントロールし、その後ろに総合トップのアロヨ(GCE)擁するGCEが続く。最初の山岳頂上で9分16秒、二つ目の山岳頂上でその差を4分55秒まで先頭に詰め寄っていく。
三つ目の山岳を過ぎ、残り10kmとなりいよいよ勝負所のゾンコランに入る。平均勾配11.9%、最大勾配22%の激坂に入り、先頭ではルフロシュ、ピノー、ロドリゲスと次々遅れていく。一方メイン集団でもシュミット(LIQ)がペースを保つ中ロイド(OTO)、ゲルデマン(MRM)と遅れていく。シュミットはメイン集団の人数を絞り、残り7.7kmで役目を終え下がっていく。シュミットに変わって前に出たのはバッソ(LIQ)。バッソは同じように前に出たスカルポーニ(AND)の調子を確認するように走る。この動きで総合トップのアロヨ、ヴィノクロフ(AST)、クネゴ(LAM)そしてニーバリ(LIQ)らが付いていけず、エヴァンス(BMC)を含めた3人が残る。
急こう配の坂道にどの選手もまっすぐ走ることができず蛇行をしながらも、前に進む。バッソら3人も例外ではなかったが、それでも着実に後ろとの差を広げ前との差を詰めていく。そんな中スカルポーニがペースについていけず脱落し、メイン集団はついに2人となる。2人は、先頭で残ったセイマンスとテュルパンをかわしトップに立つ。前をシッティングで牽くバッソ。これに遅れまいとダンシングで喰らいつくエヴァンス。2人の戦いがここから続き、彼らから遅れてスカルポーニ、テュルパン、クネゴ、ヴィノクロフと続く。
残り5.5kmで先頭交代をし始めるがエヴァンスにはあまり余裕を感じられない。そして残り4kmでバッソはエヴァンスに先頭交代を要求。前になかなか出れないエヴァンスの様子を見たバッソは残り3.7kmでアタックを仕掛ける。このアタックにさすがのエヴァンスも遅れ始め離されていく。ここからバッソは前を見つめダンシングし一気にスパートをかける。残り3kmで33秒、残り2kmで50秒と着実に差を広げるバッソは、多くの観客が集まった山頂に入る。大歓声を受けるバッソは最後の力を振り絞りゴール前に到達。小さくガッツポーズをして難関のステージを見事に制した。この後、バッソから遅れること1分19秒遅れでエヴァンスが、1分30秒遅れでスカルポーニが3位に入り、総合トップのアロヨは3分50秒遅れの11位でゴール。アロヨはなんとかこの日もマリアローザを守りきることに成功した。

ステージ優勝:バッソ(LIQ) 6:21:58
総合トップ:アロヨ(GCE) 67:48:42
ポイント賞:エヴァンス(BMC)
山岳賞:ロイド(OTO)
新人賞:ポルテ(SAX)

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この日も白熱した面白いステージでした。
ニーバリが遅れたのは意外でしたけど、バッソとエヴァンスの2人の戦いが非常に熱かったです。
応援していた観客の人数もすごい。
ある程度の人数を予想していたかのように軍隊?を投入しているあたりが笑えました。
そして悪魔おじさん。なんだか久しぶりに見ました。
最近全く映らないので、体調でも悪いのかと思いました。元気でなによりです~。

さぁ、明日は山岳T.T。このステージの優勝者も読めない。
イタリア勢5連勝となるか?それともエヴァンスが意地を見せるか??
注目です。

動画はこちら

新城選手(BTL)は26分10秒遅れのステージ110位で2時間33分12秒遅れの総合125位です。
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by lanterne-rouge | 2010-05-24 23:05 | 2010ジロ・デ・イタリア
第93回ジロ・デ・イタリア 第十四ステージ
2010.05.22 フェラーラ~アーゾロ 205.0km

このステージより、いよいよジロも勝負どころに突入。
そのステージをボネ(BTL)、モニエ(COF)、ビソルティ(CSF)、アイベガー(FOT)、カミングス(SKY)、ポッザート(KAT)の6人が逃げを決める。LAM、LIQが牽くメイン集団とのタイム差は残り86kmで6分5秒差、残り65kmで3分58秒となり、残り60kmからのモンテ・グランパに入る。
この山岳に入り、先頭ではビソルティがアタック。5人を引き離し単独トップに立つ。メイン集団も麓からLIQの支配となりアニョーリ(LIQ)、シュミット(LIQ)がテンポをつくる中、ロイド(OTO)、ポルテ(SAX)らの位置が少しずつ下がっていく。そして残り56km付近でついに2人はメイン集団から離されていってしまう。そんな中残り55kmでウィギンス(SKY)がアタック。ウィギンスは先頭から遅れた選手を次々とパスし、カミングスと合流する。さらに前を行きたいウィギンスだったが、残り52kmになると逃げがつぶされメイン集団に吸収される。
残り46.5kmになるとニーバリ(LIQ)がアタック。ニーバリは先頭を走るビソルティをパスし、追いついてきたエヴァンス(BMC)、スカルポーニ(AND)、バッソ(LIQ)らと先頭集団を形成する。これに遅れてヴィノクロフ(AST)、サストレ(CTT)が続き残り45kmで26秒差となる。頂上に近づくにつれ雨が落ち始め、次第に雨音が強くなる中、4人は頂上を通過、下りに入る。雨の下りとあって個々の選手の差が現れることになり、この下りでニーバリが3人を引き離し独走態勢を築く。これにエヴァンス、スカルポーニが追い、バッソは少し離れて追いかける。
平坦になってもニーバリの勢いは衰えず、エヴァンスらとのタイム差を維持することに成功。後ろを振り返ることなく、チームカーからの声援を受けひた走るニーバリは、ゴールまで踏むのはやめない総合を意識した走りを見せゴールした。2位にはエヴァンス、スカルポーニを押さえ込んだバッソがスプリントを制しLIQの1,2フィニッシュとなった。

ステージ優勝:ニーバリ(LIQ) 4:57:21
総合トップ:アロヨ(GCE) 61:22:54
ポイント賞:ヴィノクロフ(AST)
山岳賞:ロイド(OTO)
新人賞:ポルテ(SAX)

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さぁ、遅れた総合陣の反撃開始ですよ。
初戦となったこのステージでいきなり5分近くも差をつめちゃいました。
早ければ今日のステージにも総合リーダーが本来の人たちに移るかも?

今日のLIQは強かった。
アシストする人がアシストしたし、バッソはバッソでニーバリのために、2人を抑えきった。
こういうチームプレーができるなら総合優勝も夢じゃない!
それにしても一昨年のコンタドールといい、直前に呼ばれる人は強いですね^^;

新城選手(BTL)は21分1秒遅れのステージ89位で2時間10分52秒遅れの総合130位です。

動画はこちら
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by lanterne-rouge | 2010-05-23 17:32 | 2010ジロ・デ・イタリア
第93回ジロ・デ・イタリア 第十三ステージ
2010.05.21 ポルト・レカーナティ~チェゼナーティコ 222.0km

ベルトリアーティ(AND)、マヨス(FOT)、ヘンダーソン(SKY)、ヴォス(MRM)ら17人が逃げを決め、残り138kmで4分35秒差をつける。これに対し集団はLIQがコントロールするが最初の山岳上りでカルペツ(KAT)がアタックをかける。これに続きゲルデマン(MRM)もアタックするがこちらはしばらくすると集団に吸収されてしまう。
先頭では残り46.6km地点二つ目の山岳に差し掛かったところで、マルツァーノ(LAM)が早くもアタックをかけ、ステージ優勝への争いが開始される。このアタックはすぐにチェックが入り吸収されるが、マルツァーノは再三にわたりアタックをかけるなか、ベルトリアーティがトップで山頂を通過する。この後も各選手がアタックをかけては吸収。そしてカウンターを繰り返す。
決定打のないままレースは進み残り17kmでクモフ(KAT)がアタックをかけると、クリット(COF)、マヨス(FOT)が反応し3人の先頭集団が形成される。しばらくすると遅れた選手たちが追いつくが、再びクリットが仕掛けるとついに先頭は分裂し、先頭はクリットら4人。遅れて追走が8人と5人の集団にわかれる。この後追走の8人からメイヤー(GRM)が単独で追いつき、さらに7人も追い付き12人となる。ここから再びアタック合戦となるがやはり決定力のないままゴール前に入る。
残り2kmからルイス(THR)が先行する中、残りの選手が差を詰めていき、残り400mでベッレッティ(CSF)がスプリントを仕掛ける。ベッレッティはルイスをかわしトップに立つと、ヘンダーソンらを引き離しステージ優勝。
地元であったベッレッティにとっても、チームリーダーのポッツオビーボ(CSF)がリタイアしたチームにとってもうれしいステージ優勝となった。
また、途中でアタックしたカルペツは逃げていたオラチ(KAT)と合流し、ポルテらに対し2分24秒タイム差を稼ぎゴール。総合でも10分6秒遅れの14位にまで順位を上げることに成功した。

ステージ優勝:ベッレッティ(CSF) 5:27:12
総合トップ:ポルテ(SAX) 56:20:56
ポイント賞:ピノー(QST)
山岳賞:ロイド(OTO)
新人賞:ポルテ(SAX)


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ものすごく協調体制のない先頭集団でしたね。
あれでタイム差が縮まらなかったのが意外です。
新城選手(BTL)は7分55秒遅れのステージ107位で1時間53分58秒遅れの総合136位です。

総合トップのポルテ選手をポルトと表記していましたが、表彰台を見ている限りどうもポルテって言ってる気がする・・・。ということで今日から表記をポルテに変更します。

動画はこちら
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by lanterne-rouge | 2010-05-22 21:46 | 2010ジロ・デ・イタリア
ポッツオさん、リタイア
ポッツオさんがリタイアしちゃったよー><
まぁ、あれだけタイム差ついちゃったらやる気もないよね。
来年頑張ってくれよ~。

話変わってTOJ。
明日は晴れ、日曜日は雨。
むむむ。明日行こうかな?
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by lanterne-rouge | 2010-05-21 21:55 | 2010ジロ・デ・イタリア