カテゴリ:2010ツール・ド・フランス( 28 )
第97回ツール・ド・フランス 第二十ステージ
2010.07.25 ロンジュモー~パリ・シャンゼリゼ 102.5km

最終日はおなじみの凱旋レースとなるはずが、0kmになる前にRSHの特別ジャージをめぐってトラブルが生じ、RSHの選手たちは通常のジャージに着直し再スタートする。ここからはいつも通りの光景となりASTコントロールの中パリ周回コースに入る。
ゴールラインを通過し最初の周回でシャヴァネル(QST)がアタックをかけ最後の戦いが開始される。ここから複数の選手がアタックをかけるがその都度潰され逃げが決まらない。しかし、残り6周回となりルー(FDJ)がアタックし、これをきっかけに11人の逃げが成立する。残り34kmで16秒、残り29kmで21秒、残り14kmで18秒と健闘を見せる中、残り12.4kmでクニース(MRM)がアタックをかける。これにN.セーレンセン(SAX)とクローン(BMC)が反応し先頭は3人となる。
3人はなおも逃げ続けるが、ラストの周回に入りスピードの上がった集団に吸収される。ここからSKY、LAM、CTTが主導権争いする中、最後はCTTがトップに立ちゴールスプリントとなる。良い位置でヒュースホーウト(CTT)を解き放つがカヴェンディシュ(THR)がサイドに走りヒュースホーウトをあっさりとかわしトップに立つ。これを追って逆サイドからペタッキ(LAM)が追いかけるもカヴェンディシュの独走には届かずステージ2位でフィニッシュ。しかし、この瞬間に自身初のマイヨベールを確定させた。

ステージ優勝:カヴェンディシュ(THR) 2:42:21
敢闘賞:なし

総合優勝:コンタドール(AST) 91:58:48
総合2位:A.シュレック(SAX) +39
総合3位:メンショフ(RAB) +2:01

ポイント賞:ペタッキ(LAM) 243pts
山岳賞:シャルトー(BTL) 143pts
新人賞:A.シュレック(SAX) 91:59:27
チーム賞:チームレディオシャック(RSH) 276:02:03
スーパー敢闘賞:シャヴァネル(QST)

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総括はまた後日別の機会に。
最後の最後ぐらい普通に終わってほしかったのに。
ジャージ変えたくらいでうるさく言わないでほしいですよね、まったく。
チッポリーニだったらバイク車に投げてるぞw
時代は変われば変わるもんですねぇ・・・。

新城選手(BTL)は同タイムのステージ16位で3時間13分20秒遅れの総合112位で完走しました。
ポイント賞は10ポイント追加し67ポイントの総合25位でした。

動画はこちら

◎ツールTV番組のご案内◎
JSPORTSだけでは3回に分けて総集編をしていますが、NHKBS1でもツールの特番を行います。
日時は下記の通り。こちらもチェックですよ~。お忘れなく(自分が一番忘れそうw)。

8月1日(日) BS1 15:00-16:30

詳しい内容はこちらで。
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by lanterne-rouge | 2010-07-26 21:53 | 2010ツール・ド・フランス
第97回ツール・ド・フランス 第十九ステージ
2010.07.24 ボルドー~ポイヤック 52.0km

最終日前日に行われた52kmの個人T.T。ラスト20人までは2分間各でスタートしラスト20人は3分間隔でスタートする。大きな上りもなくほぼフラットといっても良いコース設定となっている。
この日勝負を分けたのは風。序盤は追い風または無風と選手の味方になっていた風も後半に入ると横風や向かい風に変わり選手達を苦しめる。一番手にスタートしたグラブシュ(THR)がトップタイムをキープする中、27番手スタートのマルティン(THR)が1分31秒更新する。そしてそのマルティンも39番手スタートのカンチェッラーラ(SAX)に17秒更新される。結局このタイムがこの日最高のタイムとなりカンチェッラーラがステージ優勝をあげた。
総合3位のS.サンチェス(EUS)と表彰台を争う総合4位のメンショフ(RAB)は総合上位陣の中で一番の走りを見せる。第一計測ポイントとなる18km地点でS.サンチェスに48秒差をつけこの時点で順位が逆転する。メンショフはこの後もハイペースを維持し第二計測ポイントを過ぎると3分前にスタートしたヴァンデンブロック(OTO)をかわしてゴール、総合3位を手に入れた。
一方総合優勝争いはA.シュレック(SAX)が健闘の走りを見せる。第一計測ポイントではコンタドールを6秒上回りその差を2秒にまで縮める。A.シュレックは観客ギリギリの最短コースを走るなどT.Tスペシャリストのコンタドールと互角の勝負を演じる。このA.シュレックの走りに対し、コンタドールは苦戦を強いられる。プレッシャーか長いコースを考えてなのか、本来のスピードとは程遠い走りでA.シュレックにタイム差を詰められが、次第に自分のペースを取り戻し第一計測ポイント以降はタイムを少しずつ挽回していく。それでも余裕とは程遠い結果に顔をゆがめながら走り、ゴール直前まで踏み続けてゴール。終わってみればA.シュレックに31秒しかタイムをつけることができない冷や汗のステージとなった。

ステージ優勝:カンチェッラーラ(SAX) 1:00:56
総合トップ:コンタドール(AST) 89:16:27
ポイント賞:ペタッキ(LAM)
山岳賞:シャルトー(BTL)
新人賞:A.シュレック(SAX)

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メンショフ総合優勝には届かず・・・。思わぬコンタドールの不調にひょっとしたら・・・と思ったのですが、さすがにタイム差が大きすぎました。実は今年のツール一番応援していた選手で優勝予想もこのメンショフでした。事前に書くとまたハズレるのは目に見えていたので書かなかったのですが^^;でも総合3位はうれしい。去年の分まで輝いてくれました。

A.シュレックは個人T.Tの力が上達しましたね~。なんでルクセンブルクチャンピオンなんだろう?ってすごく疑問だったんですけど、今日の走りで納得。これは来年のツールが楽しみですよ。カンチェッラーラのよくやったっていう表情もうなずけます。

そしてコンタドール。今日の走りは酷かった。だってS.サンチェスとわずか8秒しか違わないんですよ!?(決してS.サンチェスが弱いわけではないんですけど。)。メンショフと同様もしくはそれ以上のタイムが出せるはずのコンタドールがここまで沈んだのには驚いた。良く言えば悪いなりにうまくまとめたって感じで、こういう走りができる選手が強い選手なわけですが本当に危なかった。

新城選手(BTL)は9分7秒遅れのステージ126位でゴールし、3時間10分23秒遅れの総合112位です。

動画はこちら
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by lanterne-rouge | 2010-07-25 13:09 | 2010ツール・ド・フランス
第97回ツール・ド・フランス 第十八ステージ
2010.07.23 サリ・ド・ベアルン~ボルドー 198.0km

第十八ステージは前日までの厳しいピレネーステージとは違い山岳ポイントがひとつもない平坦ステージ。そのステージをブレシェル(SAX)、オス(LIQ)、ヴォーグルナール(FDJ)、ピノー(QST)の4人が逃げを決める。タイム差は残り135.5kmで3分3秒、残り84kmで2分17秒、残り31kmで1分58秒と推移する。
残り20kmを切るとタイム差が1分を切り始める。迫り来る集団を前にここまで協調体制ができていた先頭からピノーがアタックをかける。これは失敗に終わり、吸収と同時に今度はオスがアタックをかける。オスは単独となり、残り3人は残り13kmで吸収されてしまう。単独となったオスは粘りの走りを見せるが残り3.6kmでついに捕まり各チームゴールスプリントに向けた位置争いとなる。
残り2.6kmでSKYが集団を支配しそのままゴール前へ。ここでCTTがSKYと並びヒュースホーウト(CTT)を絶好の位置に押し上げる。しかし、逆サイドからペタッキ(LAM)がスプリントをかけるとヒュースホーウトは失速しステージ優勝から脱落する。トップに立ったペタッキも番手につけたカヴェンディシュ(THR)にかわされるとあとはカヴェンディシュの独壇場。あっという間にライバル達に差をつけ余裕のステージ優勝を果たした。

ステージ優勝:カヴェンディシュ(THR) 4:37:09
総合トップ:コンタドール(AST) 88:09:48
ポイント賞:ペタッキ(LAM)
山岳賞:シャルトー(BTL)
新人賞:A.シュレック(SAX)
敢闘賞:オス(LIQ)

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レース途中でZzz。
ビデオ撮っておいてよかった。

今日はレースよりもキャメロンディアスとトムクルーズに興奮。
すげー。

動画はこちら

新城選手(BTL)は同タイムのステージ16位で3時間9分56秒遅れの総合112位です。
総合ポイントは57ポイントで27位です。(フレイレのひとつ下!)
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by lanterne-rouge | 2010-07-24 17:22 | 2010ツール・ド・フランス
第97回ツール・ド・フランス 第十七ステージ
2010.07.22 ポー~トゥールマレー 174.0km

前日からの雨が残り小雨が降る中開催された第十七ステージは、第十六ステージで通過したトゥールマレーに再び上ってゴールとなる最後の勝負どころのステージ。そのステージをフレチャ(SKY)、ボアソンハーゲン(SKY)、コーネン(LIQ)、コロブネフ(KAT)、ブルグハート(BMC)、ポリオル(COF)、ペレスモレノ(EUS)が逃げを決める。この逃げが決まっても集団は安定せず逃げにのりたい選手が飛び出しを図る。そんな中残り150km付近で落車が発生しS.サンチェス(EUS)が巻き込まれてしまう。S.サンチェスはなかなか起き上がれなかったが集団がスピードを緩め、チームメートが献身的にリカバリーを果たし無事集団に戻ることに成功する。この間、集団からサストレ(CTT)、コノヴァロヴァス(CTT)が飛び出し追走集団を形成し、コノヴァロヴァスの献身的な牽きが終わるとサストレの単独の追走が始まる。
マリーブランク峠でタイム差を縮めたサストレだったが平坦に入ると人数の差が力関係に大きな影響を与えその差は広がってしまう。結局サストレはほとんどを単独で走行するも先頭に追い付くことは最後までかなわず、トゥールマレーに入る前に集団に吸収されてしまう。
残り18kmとなり集団に3分59秒のアドバンテージを得て最後の山岳であるトゥールマレーに入った先頭で、ボアソンハーゲンが脱落。さらにコロブネフがアタックをかけると付いてこれたのはブルグハートのみとなり先頭は2人となる。2人は最初のうちは先頭交代をしていたがすぐにアタック合戦となり、残り13.7kmにきてコロブネフが競り勝ち単独トップに躍り出る。
一方集団はSAXがスピードを上げ、バッソ(LIQ)ら有力勢が続々と遅れていく。そして最後のアシストであるフグルサング(SAX)が牽くと、ASTのアシストが全員脱落しコンタドール(AST)のみとなる。フグルサングはハイペースを維持するが残り11kmでバレド(QST)がアタックするとその役目を終え下がっていく。この後ローランド(BTL)がアタックしたことをきっかけに、A.シュレック(SAX)がカウンターを仕掛ける。これにコンタドールがすぐに反応し集団から抜け出す。J.ロドリゲス(KAT)、メンショフ(RAB)が追うがすぐに後方に追いやられ2人の勝負が開始される。
何度もアタックをかけるA.シュレックに対しコンタドールはぴたりとマークに入り逃げを許さない。それでもあきらめずスピードを上げアタックをかけるA.シュレックに対しコンタドールはダンシングで対応していく。防戦一方に追い込まれたコンタドールだったが残り3.8kmで突如アタックをかける。もちろんA.シュレックがマークに入り抜け出しを阻止すると後は一度も先頭を譲ることなく、レースをリードしていく。スピードの衰えないA.シュレックにコンタドールはコーナーでも最短コースをまわり余計な体力を消耗しないように心掛ける。結局二人の勝負は決着がつかずゴール前に到達。コンタドールはA.シュレックの横に並ぶものの前に出ることはせず、その結果A.シュレックがステージ優勝となった。3位には飛び出したJ.ロドリゲスが入り、続いてヘシェルダル(GRM)、S.サンチェスが続く結果となった。

ステージ優勝:A.シュレック(SAX) 5:03:29
総合トップ:コンタドール(AST) 83:32:39
ポイント賞:ヒュースホーウト(CTT)
山岳賞:シャルトー(BTL)
新人賞:A.シュレック(SAX)
敢闘賞:コロブネフ(KAT)

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最後の山岳がすべて。
2人の戦いは鳥肌がたつほどすごかった。
もうそれ以上の言葉はありません。
良いレースをありがとう。

動画はこちら

新城選手は28分17秒遅れのステージ100位で3時間9分56秒遅れの総合112位です。
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by lanterne-rouge | 2010-07-23 21:26 | 2010ツール・ド・フランス
第97回ツール・ド・フランス 第十六ステージ
2010.07.20 バニェール・ド・リュション~ポー 199.5km

序盤から1級山岳のペイルスルド峠、アスペン峠そして超級山岳のトゥールマレー峠を連続して通過し、一旦下って今度は超級のオービスク峠に上り再び下ってゴールする山岳ステージ。
残り189kmいきなりヴァンデンブロック(OTO)が山岳でアタックし決戦の火蓋が切って落とされる。このアタックは吸収されるが、今度はアームストロング(RSH)、シャルトー(BTL)、ヴィノクロフ(AST)、クルイジガー(LIQ)ら14人がアタックを決め抜け出す。アスペン峠下りに入りこの集団からカザール(FDJ)がアタックし単独となり、残った選手はアームストロング以外は吸収され、集団からフェドリゴ(BTL)、モロー(GCE)らがアタックし追走集団を形成する。アームストロングはカザールをかわして単独トップとなるが残り135km地点になるとモローらが追いつき先頭は10人の集団となる。
10人の逃げが成立すると集団に落ち着きが見られるようになりタイム差が広がっていく。OTO、RABが牽く中レースは展開し気がつけばタイム差は10分近くなりステージ優勝争いは先頭集団に絞られてしまう。
オービスク峠に入り残り74.8km地点でアームストロングがアタック。これにバレド(QST)、プラサ(GCE)、フェドリゴが反応し先頭は4人となる。ここからバレドがアタックすると今度はアームストングが遅れるが、後ろを走っていたクネゴ(LAM)と合流し再び先頭に追いつくことに成功する。この後スピードが落ち着いたことで遅れていたモローらと合流し下りに入る。
街中に入った残り44.5kmでバレドがアタック。すると残りの8人は静観しバレドは単独で抜け出すことに成功する。残り28.7kmで45秒、残り20kmで26秒、残り14.3kmで15秒とタイム差が推移する中、バレドの姿を視界に捉えた追走集団では先頭交代が不規則になるなどステージ優勝を巡っての戦いが開始される。
するとタイム差が再び開き始め残り4kmで24秒差までに広がってしまう。しかしここからモローが献身的に牽き始めるとタイム差は一気に縮まり残り1km手前でバレドを吸収する。ここでバレドのチームメートであるヴァンドワールがカウンターを仕掛けようとするが不発となりゴールスプリントとなる。
中央からモローに牽かれたプラサがあがり横からフェドリゴが抜け出すが、フェドリゴのスピードが群を抜きトップに立つとそのまま余裕のステージ優勝となる。積極的に仕掛けたアームストングは途中でスプリントをあきらめステージ6位となり有終の美を飾ることはできなかった。

ステージ優勝:フェドリゴ(BTL) 5:31:43
総合トップ:コンタドール(AST) 78:29:10
ポイント賞:ヒュースホーウト(CTT)
山岳賞:シャルトー(BTL)
新人賞:A.シュレック(SAX)
敢闘賞:バレド(QST)

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後半はほぼ平坦もしくは下り基調だったのであんまり動きのないステージかな?と思っていたら、いきなり動きがあってビックリ。見てるこっちもいきなりグルペット行きになりかけました(汗
ランスのアタックは、今年のジロのチマコッピでのシモーニを見ている様。優勝して欲しかったけど残念ながら届かなかったですね。でも全盛期の彼のステージ優勝よりも記憶に残る走りでかっこよかったと思います。
そしてモロー。最後の最後まで不思議ちゃんですね。山岳賞取れるかな??

新城選手(BTL)は34分48秒遅れのステージ140位で2時間41分39秒遅れの総合109位です。

動画はこちら
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by lanterne-rouge | 2010-07-22 18:08 | 2010ツール・ド・フランス
第97回ツール・ド・フランス 第十五ステージ
2010.07.19 パニエ~パニェール・ド・リュション 187.5km

ピレネー山岳二日目。
なかなか逃げが決まらなかったが残り110kmでヴァンボー(LIQ)、ヴァンスーメレン(GRM)、イワノフ(KAT)ら10人の逃げが成立する。集団は二つ目の山岳であるル・ポルテ・ダスペ峠を越えるまでスピードを落とし走り、下りにあるカサルテッリの碑に選手たちは哀悼の意を捧げながら下っていく。ここを過ぎるといつも通りの展開に戻りSAXがコントロールしはじめる。
しかし、先頭との差は広がり残り43kmで10分50秒となり超級山岳のポール・ド・バレ峠に入る。この山岳に入り先頭ではヴァンスーメレンがスピードを上げると人数が絞られていき、先頭は5人となる。そして残り29.6kmでヴォクレール(BTL)がアタックをかけると他の選手を引き離し単独トップに躍り出る。ヴォクレールは前をはだけ、おなじみのダンシングでリズム良く上っていく。山頂をトップ通過し下りに入ってもヴォクレールは踏むのをやめず攻め続ける。コーナーで危ない場面もあったが無事乗り切り、ゴールがあるパニェール・ド・リュションの街に入る。そして、フラムルージュを通過するとヴォクレールは初めて笑顔を見せる。振り返りチームカーに向かってガッツポーズし、観客の声援にも応じる余裕のウィニングラン。最後はスピードを緩めステージ優勝をかみしめるようにしてゴールした。
一方メイン集団ではSAX最後のアシストであるC.セーレンセン(SAX)の牽きが終わる頃、A.シュレック(SAX)がアタックをかける。即座に反応したのはヴィノクロフ(AST)で2人は集団との距離をあける。しかしすぐにA.シュレックのバイクにトラブルが発生し立ち止まってしまう。止まった彼の横をアタックしたコンタドール(AST)が過ぎていき、一転してA.シュレックのピンチに。バイクを直し追いはいじめたA.シュレックは遅れたメイン集団に合流、しばらくは後ろで休んでいたがすぐに先頭に立つと集団を牽き始める。
これに対しA.シュレックに差をつけたいコンタドールはS.サンチェス(EUS)、メンショフ(RAB)とともに逃げ続ける。先頭から遅れてきたレダ(QST)とロバール(MRM)と合流し、下りに入る。下りに入るとS.サンチェスが積極的に牽き差を広げようとする。追うA.シュレックもヴァンデンブロック(OTO)とともに猛追したためその差はイーブンペースのままとなる。しかし、緩斜面になったこととA.シュレックのもとにヴィノクロフが追いついたことで徐々に二者間の差は広がり始めてしまう。
結局残り1kmでコンタドールらは先頭から遅れた選手たちとも合流しヴォクレールから遅れること2分50秒遅れでゴール。A.シュレックはそこから39秒遅れでゴールし総合が逆転。コンタドールが8秒上回りマイヨジョーヌを獲得したが、観客はブーイングの嵐で後味の悪いレース結果となった。

ステージ優勝:ヴォクレール(BTL) 4:44:51
総合トップ:コンタドール(AST) 72:50:42
ポイント賞:ペタッキ(LAM)
山岳賞:シャルトー(BTL)
新人賞:A.シュレック(SAX)
敢闘賞:ヴォクレール(BTL)

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コンタドールは魔が差しましたね。
今日のこの行動は彼のキャリアの中で汚点の一つになるでしょう。
前を走っており、さらにその横を通過していて気がつかなかったというのは絶対あり得ない。
やってはいけないことだったと思います。
この行動に怒る、A.シュレックの気持ちもわかる。ゴール後のA.シュレックの表情がすべてを表していましたね。温厚な彼があそこまで態度に表わすんだからよっぽどのことなんです。
こうなるとコンタドールではなくA.シュレックに総合優勝してほしいなと思っちゃいます。
がんばれよ、A.シュレック!

話変わってクイズですが、
選手名を答えるクイズがあるじゃないですか?
いまのところ
全敗です。

クイズを外すことで有名な栗村監督がコンタドールと予想していたので、対抗してA.シュレックにしてみたら自分のほうが勝っちゃいました。というわけでA.シュレックファンのみなさん本当にごめんなさいm(__)m

新城選手(BTL)は28分49秒遅れのステージ142位で2時間13分36秒遅れの総合105位です。

動画はこちら
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by lanterne-rouge | 2010-07-20 18:10 | 2010ツール・ド・フランス
第97回ツール・ド・フランス リタイア選手一覧
とりあえず第十四ステージまでのリタイア選手です。

ハビエル フロレンシオ(CTT) ※1
マティアス フランク(BMC)
マヌエルアントニオリール カルドソ(FOT)
ミカエル ドゥラージュ(OTO)
アダム ハンセン(THR)
クリスチャン ファンデヴェルデ(GRM)
ニキ テルプストラ(MRM)
フランク シュレック(SAX)
ダヴィド レライ(ALM)
アメツ チュルカアンソラ(EUS)
フォンホセ オロス(EUS)
スティン ヴァンデベルグ(KAT) ※2
ファビオ フェッリーネ(FOT)
マルクス アイベガー(FOT)
ロジャー クルーゲ(MRM)
ウラジミル カルペツ(KAT)
サイモン ゲランス(SKY)
マーク レンショー(THR) ※3
チャールズ ウェゲリウス(OTO)
ロバート ハンター(GRM)
サムエル デュムラン(COF)
タイラー ファラー(GRM)
レイン ターラマエ(COF)

結構大物が多いです。今年はサバイバル?
FOTはまぁ仕方ないとして、GRMが酷い事になっています。もうアタックしかない・・・。


※1 フロレンシオはドーピングではないんですけど、とある理由で大会未出走です。
※2 タイムアウト
※3 失格
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by lanterne-rouge | 2010-07-19 14:44 | 2010ツール・ド・フランス
第97回ツール・ド・フランス 第十四ステージ
2010.07.18 ルヴェル~アクス・トロワ・ドメーヌ 184.5km

今日からピレネーステージとなりその初戦は155.5kmにカテゴリー超級のポール・ド・パイエール峠そしてゴール地点の1.5km前にカテゴリー1級の山岳を擁する上級山岳ステージ。
序盤に9人の逃げが成立し最大10分以上のタイム差を開く。この9人は勝負どころとなる超級山岳に入り、オジュ(COF)、ヴォーグルナール(FDJ)、トーマス(SKY)と次々脱落し、リブロン(ALM)、ヴァンドワール(QST)、モワナール(COF)の3人となる。積極的に前を走るリブロンに対し残り2人はついていくのが精一杯。すると残り32kmでヴァンドワールが、30.8kmでモワナールが遅れ先頭はリブロン一人となる。リブロンは多くの観客が押し寄せる山頂をトップ通過し下りに入る。
集団もこの山岳に入りASTがスピードアップを図るとSAX勢が一気に脱落する。そんな中ヴァルスフェリー(FOT)がアタックをかけ、単独で前を追い始める。さらにしばらくするとグストフ(CTT)、サストレ(CTT)も飛び出し、残り37kmになるとキリエンカ(GCE)も抜け出す。これら追走は遅れてきた先頭集団を次々とパスしていく。グストフの牽きが終わるとサストレはスピードを上げ山頂手前で前を走るヴァルスフェリーに追いつき山頂を通過。下りに入るとキリエンカ、クネゴ(LAM)と遅れてきたヴァンドワールと合流し5人の追走集団を形成する。
標高差約1230mを下った選手達はゴール地点である最後の山岳に入る。下りでリブロンとの差を詰めたモワナールだが再び上りに入ると差を広げられる苦しい展開。リブロンは平均勾配8.2%の上りをペースよく上り追走とのタイム差を詰めさせない。ゴールが近づくにつれ疲れが見え始め顔をゆがませるリブロンだったが、詰め掛けた観客やチームカーからの応援に後押しされ、最後の山岳ポイントをトップ通過する。残り1kmを越えラスト500mに差し掛かると勝利を確信し小さくガッツポーズ。序盤より逃げにのり、2つの難所をトップ通過しついにはゴールまで奪うすばらしいステージ優勝となった。
一方総合争いは追走集団でサストレがアタックをかけ単独となる。遅れて走るメイン集団では残り7.5km付近からヴィノクロフ(AST)が牽き始めるとバッソ(LIQ)、クレーデン(RSH)らが遅れ始める。残り7kmで前を牽くヴィノクロフがそのままアタックするとメイン集団はヴィノクロフ、ヴァンデンブロック(OTO)、J.ロドリゲス(KAT)、S.サンチェス(EUS)、メンショフ(RAB)、L.L.サンチェス(GCE)、コンタドール(AST)、A.シュレック(SAX)そしてゲシンク(RAB)の10人に絞られる。積極的に走るのはヴァンデンブロックでゲシンクはマイペース走行そしてA.シュレックはコンタドールを徹底的にマークでコンタドールと共に集団後方で走り続ける。
A.シュレックの走りを気にするコンタドールであったが残り5kmになるとアタックを開始。するとA.シュレックがぴたりとマークに入り、遅れてメンショフ、S.サンチェスが続く。A.シュレックがこのアタックにマークするだけだとわかるとコンタドールは踏むのを止めてしまい遅れた選手達が再び追いつき始める。この行動にコンタドールは嫌気が差しわざとこの集団から遅れ始める。するとこれを見たメンショフがアタックをかけ集団から抜け出す。あわてて総合3位のS.サンチェスが追いかけ合流し、ライバル達との差をつけようとする。
ライバル2人の動きを見てもコンタドールは追いかけず、ついに慌てたA.シュレックが前に出て牽き始める。2人はヴァンデンブロックらに合流しメンショフらを追いかけるが吸収することができず遅れること14秒でゴールする意外な結末となった。

ステージ優勝:リブロン(ALM) 4:52:42
総合トップ:A.シュレック(SAX) 68:02:30
ポイント賞:ペタッキ(LAM)
山岳賞:シャルトー(BTL)
新人賞:A.シュレック(SAX)
敢闘賞:リブロン(ALM)

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リブロン強い!
まさか最後まで逃げ切るとは思いませんでした。ヴィランク引退後ちょくちょく山岳で強い選手が現れましたがついに本物が現れた感じです。トップのシャルトーとのポイント差は75ポイントあり、逆転は難しそうですが今後も山岳で目立って評価を上げて欲しい。そして来年は山岳賞を取って欲しいです!
総合争いも面白かった。
主要メンバーが残ったあたりではキタ━━\(゚∀゚)/━━ !!!!!って感じで大興奮。
特にメンショフが元気なのが個人的に最高。わずか14秒だけどタイム差を縮められたのがうれしいです。
A.シュレックは・・・というかSAX自体に今日は何かがあったのかも。そうでなければあそこまでいっせいに遅れることはなかったのでは?このステージは徹底的に防戦に入ったのは仕方がない。最大のライバルコンタドールにタイム差を与えなかっただけでも◎です。でもT.Tを考えると今日当たり勝負に出ないとダメだぞ~。

新城選手(BTL)はヴォクレール(BTL)と最後までアシストし27分10秒遅れのステージ103位でゴール。総合は1時間48分8秒遅れの総合98位です。

動画はこちら
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by lanterne-rouge | 2010-07-19 13:33 | 2010ツール・ド・フランス
第97回ツール・ド・フランス 第十三ステージ
2010.07.17 ロデス~ルヴェル 196.0km

コース全体を通して小刻みなアップダウンが繰り返される第十三ステージ。序盤よりハイペースの展開でその中からフレチャ(SKY)、シャヴァネル(QST)、フェドリゴ(BTL)が逃げを決める。これに対し集団はSAXに代わりTHR、LAMらゴールスプリントを狙うチームが早くからコントロールに入り、残り165kmで5分53秒、残り59kmで2分31秒、残り40kmで1分33秒とする。
残り14kmになり道が狭くなったところで集団後方で落車が発生しエルナンデス(EUS)が巻き込まれてしまう。またこの影響でシャルトー(BTL)ら20人ほどが遅れてしまう。それでもスピードを落とさない集団は残り10kmを切って先頭の3人を吸収する。この後最後の3級山岳を目指したて一列となった集団は、上りに入りバッラン(BMC)がアタックをかける。バッランを追いクネゴ(LAM)らが飛び出すがバッランは追撃を寄せ付けず山頂を通過する。しかし、この付近でバッランの疲れも見え追いついてきたヴィノクロフ(AST)にかわされてしまう。
トップに立ったヴィノクロフは下りに入り集団との差をキープする。残り3kmで10秒、残り2kmで19秒としゴール前に入ったヴィノクロフは何度も後ろを確認する。そして残り50mで勝利を確信したヴィノクロフは渾身のガッツポーズ。復活となるうれしいステージ優勝を上げた。

ステージ優勝:ヴィノクロフ(AST) 4:26:26
総合トップ:A.シュレック(SAX) 63:08:40
ポイント賞:ペタッキ(LAM)
山岳賞:シャルトー(BTL)
新人賞:A.シュレック(SAX)
敢闘賞:フレチャ(SKY)

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ベテランルーラーの3人の逃げはさすが。
捕まるときもバタバタせず、最後まで協力して逃げ続ける姿はこれこそ逃げって感じでした。

ヴィノクロフの二日連続の動きにはびっくり。でも彼らしいと言えば彼らしい。
前日優勝できなかった分今日の勝利は格別なものとなったことでしょう。
ゴール後の歓喜の表情とコンタドールの祝福のシーンが印象に残りました。

新城選手(BTL)は13秒遅れのステージ19位で(すごい!)、1時間22分6秒遅れの総合96位です。
ちなみにスプリントポイントを7ポイント獲得し合計47ポイントで総合24位です。

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by lanterne-rouge | 2010-07-18 13:37 | 2010ツール・ド・フランス
第97回ツール・ド・フランス 第十二ステージ
2010.07.16 ブール・ド・ペアージュ~マンド 210.5km

なかなか逃げが決まらない展開だったが二つ目の山岳に入ってようやく18人の逃げが決まる。スプリントポイントではマイヨベール部門2位のヒュースホーウト(CTT)がトップ通過し、山岳ポイントはマイヨブランアポアルージュ部門2位のシャルトー(BTL)がトップ通過しそれぞれリーダージャージを奪取する。
残り50kmになり緩い上り勾配にて先頭に動きが起こり、ヴィノクロフ(AST)、クレーデン(RSH)、ヘシェルダル(GRM)、キリエンカ(GCE)の4人が抜け出す。これに対し集団はSAXが牽いていたが積極的ではなくその差は広がっていく。すると前を逃がしたくないCTT、LIQ、OTOらが先頭交代し始め、その差を縮め始める。
1分近いタイム差を維持し最後の山岳に入った先頭からヘシェルダル、クレーデンが脱落し先頭は2人となる。残り3.1kmになるとキリエンカも遅れついに先頭はヴィノクロフのみとなる。集団もこの山岳に入りガドレ(ALM)がアタックし勝負開始。残り2.3kmでJ.ロドリゲス(KAT)がアタックし、ヴァンデンブロック(OTO)が反応する。さらにしばらくしてコンタドール(AST)がアタックし、これにA.シュレック(SAX)が続くがその差はつまらない。逆にコンタドールはスピードを上げJ.ロドリゲスとともにA.シュレックとの差を広げていく。2人は先頭を走りヴィノクロフをかわし残り1kmを通過する。A.シュレックとの差は12秒としコンタドールトップ、後ろにJ.ロドリゲスがつくなかゴールスプリント。後ろを気にするコンタドールだがJ.ロドリゲスがスプリントを仕掛け前に出ると逆転することはできずJ.ロドリゲスがステージ優勝。タイム差なしの2位にコンタドールが入り、A.シュレックに10秒、差をつめることに成功した。

ステージ優勝:J.ロドリゲス(KAT) 4:58:28
総合トップ:A.シュレック(SAX) 58:42:01
ポイント賞:ヒュースホーウト(CTT)
山岳賞:シャルトー(BTL)
新人賞:A.シュレック(SAX)
敢闘賞:ヴィノクロフ(AST)

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総合上位陣に動きがあったサプライズなステージ。
やっぱりコンタドールはここまで本気じゃなかったんですね。
A.シュレックとのピレネーでの戦いがおもしろくなってきました。

動画はこちら

新城選手(BTL)は5分25秒遅れのステージ105位で1時間22分6秒遅れの総合101位です。
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by lanterne-rouge | 2010-07-17 14:49 | 2010ツール・ド・フランス