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【ワールドカップ第十戦:ジロ・デ・ロンバルディア】
2005.10.15 第99回ジロ・デ・ロンバルディア 246km

ガルシアアコスタ(IBA)ら11人が逃げている。集団とは1分12秒差でギリサロの峠に入る。ここで先頭からツベルク(GST)がアタックをすると先頭メンバーはブレイクされ、デービス(LSW)バリャド(LSW)、アリョーリ(SDM)が抜け出す。一方集団でもこの峠に入るとベッティーニ(QSD)がスピードを上げると一気に集団のスピードがアップ。ベッティーニに引きずられるように抜け出したメンバーは先頭のデービスをかわし先頭に踊り出る。
先頭のベッティーニ、シモーニ(LAM)、サストレ(CSC)、シュレック(CSC)、カルーゾ(LSW)の5人は次の峠であるシヴィジリオに入る。ここでまずベッティーニが仕掛け、これに対しシモーニがカウンター。この2人の動きに他の3人はついていけず先頭は2人となる。この2人はお互いをマークしつつも先頭交代し下りに入るが、ここで遅れていたシュレックが、そして平坦に入るとカルーゾが追いつき4人となって最後の山岳で勝負どころとなるバタグリア峠に入る。
峠も中ほどに入ったところで、シモーニの一瞬の隙を突きベッティーニがアタック。これにシモーニとシュレックが追いつくが、カルーゾはついていけず脱落。さらに残り6kmで再度ベッティーニがアタックするとシモーニ、シュレックともについていけず差をつけることに成功する。しかし、山頂手前でシモーニが、そして下り始める付近でシュレックが追いつき再び3人となりゴールを目指す。
ゴールまでの平坦となりラスト1km手前で遅れていたカルーゾも先頭に復帰し4人でゴールスプリント。残り300m付近でベッティーニがスプリントをし、シモーニとシュレックが追いすがるがベッティーニがそのまま逃げ切りロンバルディアを制し2005年のプロツールを締めくくった。

優勝:ベッティーニ(QSD) 5:56:22
総合優勝:ディルーカ(LIQ) 229pts

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ベッティーニVSシモーニ見ごたえありました。シュレックとカルーゾも遅れながらもしっかりリカバリーしていい走りを見させてもらえました。この二人は来年の更なる飛躍に期待です。
ロンバルティアはちょっと残念なことに残り距離とタイム差があまりでなくて全体像がちょっとわかりにくかったです。レース自体は面白かったですけど。
by lanterne-rouge | 2005-11-23 17:27 | 2005プロツアー(ワンデー)
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