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アリボクラシック
2006.02.19 第13回アリボクラシック 203.5km

天候はあいにくの雨。
そんななか残り50kmをきった時点でコヨート(COF)、グリウゴ(MRM)、マザンティ(AGC)、ジャニクジィー(AGC)の4人の選手が逃げている。この4人と20人ほどの追走集団との差は1分30秒、集団とは3分50秒差をつけている。
4人は先頭交代を繰り返し、残り37kmで追走集団に1分30秒、集団とも3分25秒と差を保ちながら走行。天気も回復し晴れ間がさし、いよいよ終盤にはいる。
残り34km付近で差を縮められない追走集団からファンボン(DVL)とヒュースホウト(C.A)が抜け出しに成功、前の4人を追い始める。この2人を追ってさらに数名があとを追うが2人のスピードが速すぎるため追いつけない。2人は残り25kmをきったところでついに先頭の4人に追いつくことに成功。さらに、休むことなく残り24km付近でヒュースホウトがアタックをかける。すると残り5人が一瞬けん制状態となりヒュースホウトが完全に抜け出すことに成功。あわてたコヨートとファンボンが抜け出し、ヒュースホウトを懸命に追い先頭は3人となる。
しかし、上り坂に入ると再びヒュースホウトがアタックをかけるとここでファンボンが脱落。先頭は2人となる。この2人はお互い先頭交代を繰り返し追走集団の追撃をかわし、残り3kmへ。
ここからコヨートがゴールスプリントに備え先頭交代を行わなくなる。一方、ヒュースホウトはそんなコヨートを振り返りながら確認しつつも、振り切ろうとアタックをする。しかしコヨートもヒュースホウトの後ろにピタリと付け離れない。そしてこの状態のままいよいよゴール前の直線に入りゴールスプリント。
ゴールスプリントとなると昨年のマイヨベールのヒュースホウトが圧倒的有利かと思われたが
、ゴール手前ぎりぎりで横に並んだコヨートがほんのわずかにヒュースホウトを上回り、アリボクラシックを制した。

優勝:コヨート(COF) 5:28:16

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ヒュースホウトの動きがよかったですね~。最近はスプリンターのイメージの強い彼ですが、自分の中では数年前のアタッカーのイメージが強いんです。そのアタッカーの彼がこのアリボで久しぶりに見れました。上り坂でアタックしファンボン引き離した時は圧巻でした。ただこのレース一番びっくりしたのがコヨート。スプリント力があるヒュースホウトを相手にゴールスプリント勝負に持ち込んで勝利した彼はすごい!これで、オグレディ移籍後のCOFのスプリンターは彼で決まりかな?
by lanterne-rouge | 2006-03-03 21:50 | 2006その他ワンデーレース
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