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【ツール・ド・フランス 第十ステージ】
2006.07.12 カンボ・レ・バン~ポー 190.5km

スタート直後からアタックが連発するもののどれも決定力に欠ける不安定な展開の序盤。ようやく逃げが決まったのが40km過ぎ。ここでメルカド(AGR)、ハスホフト(C.A)、フォイクト(CSC)ら15名ほどが抜け出しに成功する。最初の峠である第3カテゴリーのオスキッシュ峠
を越え、2番目の峠の超級カテゴリーのスーデ峠になると、先頭は、メルカド、リネロ(SDV)、ランダルーチェ(EUS)、デッセル(A2R)の4人となり残り94kmで集団とは9:09差となる。この4人からさらにリネロ、ランダルーチェが遅れ始め、2人で先頭交代をし頂上に上っていくが、上れば上るほど霧が濃くなっていく。乳白色立ち込める山頂の山岳ポイントを目指し残り600mでメルカドがアタックするが、デッセルが追いつきそのままデッセルがトップ通過を果たす。
下りに入ると遅れていたランダルーチェ、リネロそしてイサシ(EUS)が追いつき、さらに平坦に入るとバスール(QSI)、モレーニ(COF)が追いつき7人となる。この7人のままマリーブランク峠に入ると、またもやメルカドとデッセルの2人に絞られる。2人は先頭交代を繰り返し再びデッセルが山岳ポイントをトップ通過しゴールまでの下りに入る。集団では、ゴンチャール(TMO)が後方で何とかついていくのが精一杯で、前の2人を追う余裕すらない。
圧倒的なタイム差をつけた2人はこのままゴールを目指す。マイヨジョーヌとマイヨアポアを確定的なものにしたデッセルに対し、区間優勝を譲ってくれと頼むメルカドだが、交渉は失敗。2人のゴールスプリント対決となる。勝利の執念を燃やすメルカドはゴールまで残り300mでアタック。デッセルもすぐにメルカドの後ろに付け、スリップストリームを利用して前を伺うが、メルカドをかわす事ができず、メルカドがステージ優勝。メルカドは、唯一ワイルドカードで出場したアグリチュベルに大きなステージ優勝をもたらすことに成功した。


区間優勝:メルカド(AGR) 4:49:10
マイヨジョーヌ:デッセル(A2R) 43:07:03
マイヨベール:マキュアン(DVL)
マイヨブランアポアルージュ:デッセル(A2R)
マイヨブラン:フォーテン(GST)
ドサルルージュ:メルカド(AGR)
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昨日は飲み会で一日更新お休みしてました。

第十ステージは、久しぶりにレース中盤でのフランス人のマイヨジョーヌですね。
うれしいんだけど、なんか素直に喜べないなぁ。
ステージ優勝だけは素直に譲ればよかったのに。

Excite ツール記事はこちら
by lanterne-rouge | 2006-07-14 21:20 | 2006ツール・ド・フランス
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