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【ツール・ド・フランス 第十四ステージ】
2006.07.16 モンテリマール~ギャップ 180.5km

いよいよアルプス初日。初日は2級山岳二つと3級山岳二つの中級山岳ステージ。
ケスラー(TMO)、アールツ(DVL)、コンメッソ(LAM)、フェドリコ(BTL)の4人に、ヴェルブルッヘ(COF)とカニャダ(SDV)が追いつき先頭は6人になり、コルデペイルージュの峠を通過する。下りに入り補給地点となったところで、この6人と集団との差は4:00。今日も先頭の逃げを容認するかと思われた集団だが、今日は一味違いQSIが牽き始めコントロールし始める。するとしばらくして、LIQも加わり、徐々にタイム差を詰めていく。
そんな中先頭では、コーナーで路面の砂に滑ったヴェルブルッヘが態勢を取り戻せず、落車。ガードレールを乗り越えてしまい出血が酷くて立ち上がれない。また、ヴェルブルッヘの後方で走っていたカニャダも滑り落車。これにケスラーが巻き込まれ、ケスラーもガードレールを乗り越えてしまう。ここで、ヴェルブルッヘと鎖骨を折ったカニャダがリタイアし、ケスラーはコースに復帰するものの集団に戻ってしまう。
最後の山岳コルデラセンチネィルに入ると先頭でフェドリコがアタック。このアタックでアールツが脱落し、先頭はコンメッソと2人となる。集団では山岳ポイントを目指しRABがスピードを上げラスムッセン(RAB)が前へ出ると、デラフェンテ(SDV)がしっかりとマーク。しかしデラフェンテはスピードが出ずこれ以降遅れ始めてしまう。
下りに入り、一気にスピードを上げる集団に対して、先頭の2人は圧倒的不利な状況。残り7kmでついにその差は22秒となる。なんとか捕まらず平坦に入った2人は残り1kmでコンメッソがアタック。ここからフェドリコはつき位置。集団からはバンデベルデ(CSC)が飛び出し、前を追う。コンメッソは、フェドリコだけでなく、肉薄するバンデベルデにも注意を払わなければならず、徐々に大きくなってくる姿を見て、ついにアタック。これを待っていたフェドリコは、コンメッソをかわし、ステージ優勝。ツール初優勝をあげた。集団は7秒遅れでゴールし、惜しくも2人を捕まえることができなかった。

区間優勝:フェドリコ(BTL) 4:14:23
マイヨジョーヌ:ペレイロ(CEI) 64:05:04
マイヨベール:マキュアン(DVL)
マイヨブランアポアルージュ:デラフェンテ(SDV)
マイヨブラン:フォーテン(GST)
ドサルルージュ:コンメッソ(LAM)
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今日は、ひまわり畑じゃなくラベンダー畑。こっちもきれいですね~。
レース昨日までとは打って変わって面白い展開。
集団も吸収できなかったけど、これくらいのことはやってもらわなくっちゃ面白くないですよね。
バンデベルデが優勝したら、クイズ当たってたのに^^;

Excite ツール記事はこちら
by lanterne-rouge | 2006-07-17 12:10 | 2006ツール・ド・フランス
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