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【ツール・ド・フランス 第十五ステージ】
2006.07.17 ギャップ~ラルプ・デュエズ 187km

残り115kmでデラフェンテ(SDV)、クネゴ(LAM)、ランダルーチェ(EUS)、シャバネル(COF)、ヒンカピー(DSC)、フレチャ(RAB)、ガルゼッリ(LIQ)、フォイクト(CSC)ら25人が逃げている。集団とのタイム差は4:40。このメンバーからイゾアール峠なかほどでガルゼッリがアタック。ガルゼッリはこのままイゾアールを制し、下りに入るがなにぶん一人の逃げで、次のロータレ峠に向かうまでの平坦を考えると、このまま一人走るのは得策ではないため、平坦に入るとのんびりペース。補給地点を越えたところで再び、先頭メンバーと合流する。
ロータレ峠に入ると、今度はビッラ(LAM)がアタック。これに山岳ジャージのデラフェンテが動き2人で前を走る。デラフェンテが反応したとき嫌な顔をしたビッラだったが、その後は協調体制で山頂通過。しかしデラフェンテは山岳ポイント目当てのため、下りに入ると前を牽くのを止め、結局下りで先頭メンバーと合流する。
そして、ついに最後の山岳ラルプ・デュエズに入ると、フォイクト、シャバネルらが脱落し始める。そんななかアタックをかけたのは、クネゴ。クネゴは断続的にスピードを上げ結局ついてこれたのは、シュレック(CSC)のみ。途中マッツォレーニ(TMO)が追いつくもののシュレックがスピードを上げると再び脱落。ステージ優勝は2人の争いとなる。山岳得意のクネゴだったが、序盤から前を牽いていたため、残り2km付近のシュレックのアタックについていかれず、シュレックの背中を見て走ることに。一人となったシュレックはこのままゴールを目指し疲れた表情をしながら必死に走る。そして、ゴール直前のカーブ手前で何度も後ろを確認しついに勝利を確信。両手を挙げゴールラインをきった。
一方、総合争いは、リーダージャージのペレイロ(CEI)が遅れたため、PHOがスピードを上げるとロジャース(TMO)、クレーデン(TMO)、ランディス(PHO)、エバンス(DVL)、メンショフ(RAB)の5人となる。この5人からロジャース、メンショフが脱落し、さらにランディスがスピードを上げると、エバンスも遅れ始める。しかし、逆に前を追い上げてきたのが、サストレ(CSC)とライフェマー(GST)。ただし、この2人もクレーデンがスピードを上げると脱落。結局、ランディスとクレーデンは二人並走のまま走り続け、ガルゼッリら先頭から遅れてきたメンバーを引き連れゴール。ペレイロが1:39遅れでゴールしたため、ランディスが再びマイヨジョーヌを獲得した。

区間優勝:シュレック(CSC) 4:52:22
マイヨジョーヌ:ランディス(PHO) 69:00:05
マイヨベール:マキュアン(DVL)
マイヨブランアポアルージュ:デラフェンテ(SDV)
マイヨブラン:フォーテン(GST)
ドサルルージュ:ガルゼッリ(LIQ)
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by lanterne-rouge | 2006-07-19 18:12 | 2006ツール・ド・フランス
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