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【ツール・ド・フランス 第十六ステージ】
2006.07.18 プールドァザン~ラ・トゥスュイール 182km

山岳賞を狙うラスムッセン(RAB)がスタート後すぐにアタック。このアタックに、すぐさまバリャベック(LAM)が反応、そして後方から一人追い上げてきたカザール(FDJ)が追いつき先頭は3人となる。これを追って、集団からはいくつかのアタックがおき、追走グループができるがそれらがひとつにまとまり、ポポヴィッチ(DSC)、シモーニ(SDV)ら14人の集団となる。しかし、この集団は人数が多すぎ意思統一がされず、前を追いきれない。
そんななかラスムッセンは、カザール、そしてバリャベックを置き去り、ひとりで順調に山岳をこなしていく。ガリビエ、クロワ・フェールを一位通過し山岳ジャージを奪取。その後も、モラーをトップ通過し、頂上ゴールとなる最後の山岳トゥスュイールをも制し逃げ切りのステージ優勝をあげた。
しかし、このステージ一番の出来事は、マイヨジョーヌのランディス(PHO)。ランディスは最後の山岳に入り、ライフェマー(GST)、メンショフ(RAB)と続けざまのアタックに苦しめられ、さらに、サストレ(CSC)がアタックすると、ついにライバルたちから完全に脱落。ランディスの遅れを見たメイン集団は、マッツォレーニ(TMO)を中心に牽き始め、その差を広げていく。ランディス自身も元気がなくその差は見る見るうちに引き離されていく。
大きなライバルがいなくなったクレーデン(TMO)はさらにライバルたちを減らそうとメイン集団からアタックをかける。これについてこれたのは、エバンス(DVL)とペレイロ(CEI)のみ。メンショフ、モロー(A2R)、デッセル(A2R)、カウッキョーリ(C.A)らは遅れ始めてしまう。
結局このステージ、総合争いはサストレが2位でゴールし、3位でペレイロが13秒差、4位、5位にエバンス、クレーデンが15秒差、そこから遅れること41秒差でモロー、デッセルが入り、ランディスはサストレから遅れること9:24でゴールし、総合争いが一変するステージとなった。

区間優勝:ラスムッセン(RAB) 5:37:58
マイヨジョーヌ:ペレイロ(CIE) 74:38:05
マイヨベール:マキュアン(DVL)
マイヨブランアポアルージュ:ラスムッセン(RAB)
マイヨブラン:フォーテン(GST)
ドサルルージュ:ラスムッセン(RAB)
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まさかまさかまさかのステージ。
正直ランディスが総合優勝で落ち着いたかと思っていたのですが・・・。
これでだれが勝つのかわからなくなってきましたね。
このままでいくと総合優勝争いは山岳では決まらず、前日のT.Tに持ち越されそうです。
今年は最後の最後までわからないレースになりそうです。

Excite ツール記事はこちら
by lanterne-rouge | 2006-07-20 20:58 | 2006ツール・ド・フランス
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