2006.07.21 モルズィヌ~マコン 197km
T.Tを前日に控えた最後の平坦ステージは、ライフェマー(GST)、アールツ(DVL)、フレチャ(RAB)、ヴォグルナール(FDJ)ら15人が前を走り、それをSDVが中心となって追う展開。
残り76kmで3:26、そして残り55kmで3:01と中盤まではそこそこのタイム差で逃がしていたが、普段牽きなれていないSDVにとってはここまでが限界。先頭集団が活発になると、その差が開いていってしまう。
最後の山岳である4級山岳が終わると、先頭ではカルザッティ(A2R)がアタック。この動きからイサシ(EUS)がアタックすると、ライフェマーがついていき先頭は2人となる。追走の13人も20~30秒遅れで追いかけ、残り20km手前で吸収する。残り17kmになると、追走集団で休んでいたライフェマーの同僚ショルツ(GST)がアタック。ショルツのアタックは強烈で一気にその差が広がっていく。遅れて追いかけたトザット(QSI)とモレーニ(COF)がなんとか追いつき3人で前を走る。ショルツとトザットは逃げ切りたい一心で先頭交代を繰り返すが、モレーニはきゴールスプリントに備え先頭交代を抜かしたりする。
先頭がショルツ、二番手にトザット、そして三番手にモレーニの順番で残り1kmを通過。ショルツは後ろ二人の動きを、そしてトザットは前のショルツと後ろのモレーニの動向を確認するべくなんども振り返る。モレーニは、トザットとの差を若干広げたりしてゴールスプリントにそなえる。そしてゴールまでの直線に入ると、トザットが進路を変えアタック。このアタックでショルツはあきらめ、トザットとモレーニの戦いとなるが、モレーニは最高の位置にいながらトザットの前に出ることができない。結局トザットがこのまま逃げ切りステージ優勝。数々のスプリンターに仕えたベテランアシストがツール初優勝を飾った。
区間優勝:トザット(QSI) 4:16:15
マイヨジョーヌ:ペレイロ(CIE) 84:33:04
マイヨベール:マキュアン(DVL)
マイヨブランアポアルージュ:ラスムッセン(RAB)
マイヨブラン:クネゴ(LAM)
ドサルルージュ:ライフェマー(GST)
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頭脳戦を繰り広げたモレーニが勝つかなって思ってたけど、トザットでしたね~。
クイズの答え大穴狙いで他の選手にしなければ当たってたのに・・残念。
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