2006.07.22 ル・クルン~モンソー・レミーヌ 57km
すべての成績が決まる運命の個人T.T。注目の総合優勝争いに加え、新人賞争いも熾烈を極める。
その新人賞争いは、フォーテン(GST)がまずスタートし、続いてクネゴ(LAM)がスタート。16.5kmの第一計測ポイントでクネゴが驚きのタイムをたたき出す。フォーテンから遅れるどころか14秒上回り通過する。ただ、フォーテンのタイムも悪くはないため、クネゴの突込みが早すぎたことも考えられるので、次の第二チェックポイントのタイム差が見逃せない。
そして迎えた34kmの第二チェックポイント。ここでもクネゴが好タイムをマーク。なんとラング(GST)に続いての暫定3位で通過しこの時点でフォーテンとの差を55秒に広げ、マイヨブランに向けて大きく前進。この後51.5kmの第三チェックポイント、そしてゴールにてフォーテンに詰められるものの最終的にこのステージだけで、31秒上回りマイヨブランを死守することに成功した。
注目の総合争いは、第一計測ポイントでランディス(PHO)がいきなりゴンチャール(TMO)のタイムを更新するさいさきのいいスタートを切る。マイヨジョーヌのペレイロ(CEI)もそこから10秒遅れとクレーデン(TMO)より早いタイムをたたき出し、驚かせる。一方2位のサストレ(CSC)だけは遅れ、暫定14位で通過する。サストレはスピードに乗ることができず、自分の力を出し切れない。そして、ついに第二チェックポイントをすぎたところで、クレーデンにすら抜かれ優勝争いから脱落してしまう。ペレイロも第二チェックポイントに来るとマイヨジョーヌを明け渡してしまい、ランディスとの差が徐々に広がってしまう。この後もペレイロは健闘を見せたもののランディスから遅れること1:29でゴール。マイヨジョーヌは手放し総合でも59秒遅れとなってしまったが、総合2位の座はみごとにキープ。3位には総合争い勢の中ではトップタイムをたたき出したクレーデン(TMO)が入り2度目の表彰台を確定させた。そして1位には奇跡の大逆転でランディスが三度躍り出て初めてのツール総合優勝を勝ち取る結果となった。
区間優勝:ゴンチャール(TMO) 1:07:45
マイヨジョーヌ:ランディス(PHO) 85:42:30
マイヨベール:マキュアン(DVL)
マイヨブランアポアルージュ:ラスムッセン(RAB)
マイヨブラン:クネゴ(LAM)
ドサルルージュ:-
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クネゴ、ペレイロのタイムには驚き。
2人ともジャージ死守のためのすばらしい走りを見せてもらいました。
敗れはしたもののフォーテンの走りも見逃せません。
ジロ総合優勝をしたことあるクネゴにこれだけ迫ったのだから、相当なもの。
これからの2人の活躍が楽しみです。
そして、ランディス。
とうとう逆転しちゃいましたね。
T.T遅刻から始まった波乱万丈のツールはできればここまでにして、明日はゆっくりと何事もなく走ってほしいものです。
Excite ツール記事は
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