人気ブログランキング | 話題のタグを見る
第99回 ミラノ~サンレモ
2008.03.22 ミラノ~サンレモ 298km

先頭はサヴィーニ(CSF)、ダアンドレア(MIE)、ベロホフシスク(SDV)、フィリッシュコーン(TSL)の4人。この4人からダアンドレアが脱落し、3人となる。これを追う集団は、急速にその差をつめるが、その差が1分になると今度はスピードを安定させ、前を泳がせる。この間に数名の選手がアタックをかけるが先頭の3人追いつくことができず集団に吸収される。
そしてついに勝負どころのチップレッサに入ると、ベッティーニ(QST)がアタック。これにローブクビスト(THR)が反応し、集団から抜け出す。2人は前を走る3人をあっさりかわし先頭に立つ。この2人に対して集団からまずグティエレス(GCE)が抜け出しを図るが2人に追いつけず集団に吸収。次にレヴェリン(GST)がしかけ、アクセルソン(SDA)とともに2人に追いつくことに成功する。
下りに入ると、今度はサボルデッリ(LPR)が追いつき5人となるが、平坦に入りLIQが強力に牽く集団にポッジオ手前で吸収されてしまう。スピードの上がりきった集団はこのままポッジオに突入。ここで、ベルトリーニ(SDA)がアタックをかけ、しばらくしてからペッリゾッティ(LIQ)らが追いかける。一人前を走るベルトリーニだったが、追走集団にチームメートのイッリアーノ(SDA)が含まれていることを知ると、スピードを落とし追走集団に合流。先頭は4人となるが、集団から再びアタックをかけたレヴェリンらに追いつかれてしまう。
ポッジオを下り、ゴールまでの平坦に入った十数人の先頭集団は後ろから迫る集団から逃れつつも、アタックを開始。ランダルーチェ(EUS)がアタックし、これにカンチェラーラ(CSC)が反応すると、2人と残りの先頭集団との間に差が生まれてしまう。これを見たカンチェラーラは再び踏み込むとランダルーチェを振り切り単独トップに立つ。残された先頭集団も追いすがるもののT.Tスペシャリストのカンチェラーラのスピードに追いつけず、独走状態を許してしまう。結局ゴールまで逃げ切ったカンチェラーラは残り100mから両手を挙げ、ウィニングラン。切れのあるアタックを決め、見事な逃げ切り勝利をあげた。

優勝:カンチェラーラ(CSC) 7:14:35

--
いやぁ、意外な選手が勝ちましたねー。
今年もゴールスプリントになるかと思っていたのですが、ワンデーはわからないもんですね。
それにしてもゴール時間が7時間とは。恐れ入ります。
by lanterne-rouge | 2008-03-23 13:08 | 2008プロツアー(ワンデー他)
<< ドワーズ・ドア・フランデレン その1 2008パリ~ニース 第七ステージ >>