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第92回 ツール・ド・フランドル
2008.04.06 ブルージュ~メールベーケ 264km

雨と雪が降りしきる中、先頭のジェローム(BTL)、レンデルス(TSV)、トンバック(MIT)、フィーラース(SKS)の4人に残り86km付近で集団から抜け出したワグナー(SKS)が追いつき、先頭は5人となる。しかしこの5人はスピードの上がった集団に残り82km付近で吸収され、アウデクヴァルモントに入る。ここで集団は分裂し、メンバーは30名ほどに絞られる。
この集団から次々とアタックがおき捕まってはカウンターを繰り返す展開が続く。特に積極的にアタックを仕掛けたのはラングヴェルト(RAB)とデボルダー(QST)の2人でこの2人を中心に、バッラン(LAM)、クローン(CSC)、ヒンカピー(THR)が抜け出し、先頭集団を形成する。しかし、この5人のうちデボルダーが先頭交代に加わらなかった結果、残り26kmで集団に吸収されてしまう。ここで、デボルダーが再度アタックをかけると、今度は単独で先頭を走行。残り20kmで追走に14秒、メイン集団に28秒差をつけ懸命に逃げ続ける。追走集団はボーネン(QST)がしっかりとマークに入り、スピードを上げさせないため、デボルダーとの差は縮まらない。唯一フレチャ(RAB)が単独でアタックをかけるものの追いつくにはいたらず、逆に追走集団は後続に追いつかれてしまう。
大きくなった集団から、またもやラングヴェルトがアタックをかけ単独2位となるが、デボルダーとの差は縮まらない。残り6kmになりラングヴェルトは後続に吸収され、今度はフレチャがアタックをかけ、残り5kmで9秒まで縮めることに成功するが、差が縮まったのはここまで。デボルダーは最後の力を振り絞り、猛追するフレチャ、ヌイエンス(COF)を振り切りゴール前へ。残り200mをきると優勝を確信したデボルダーは両手を離し、ベルギーチャンピオンジャージを示し、観客に手を上げゴールラインを通過、うれしい地元ビックタイトルを手に入れた。

優勝:デボルダー(QST) 6:24:02

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デボルダーかっこよすぎ!
あれだけの走りを最後まで持続できたのはほんと驚異的ですね。
それとボーネンを中心としたQSTのアシストチームプレーもよかったです。
悪天候もレースの面白さに拍車をかけて、今日は非常に満足なレースでした。
by lanterne-rouge | 2008-04-07 22:07 | 2008プロツアー(ワンデー他)
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