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ジロ・デ・イタリア 第二十ステージ
2008.05.31 ロヴェッタ~ティラーノ 224km

今ジロ最後の山岳ステージとなる今日のステージは序盤からの逃げが決まらず、初めて大きな逃げが決まったのがレースも中盤に入ってから。その逃げを決めたのはコロム(AST)、バリアーニ(CSF)、ペレス(CSF)の3人。しかしこの3人の中からモルティローロ峠に入ると、ペレスが遅れ始めてしまう。
一方集団でも動きがあり、総合上位陣の中からシモーニ(SDA)が先頭をきってアタックをかける。これにセラー(CSF)がカウンターをかけるがどちらもリッコ(SDV)がマークに入り、逃げを許さない。時速が10kmを切る厳しい上り坂に苦戦する総合上位陣だったが、ゴンザレス(GCE)、シモーニ、メンショフ(RAB)らが再三にわたりアタックをかけると、ついにこらえきれずディルーカ(LPR)、ペッリゾッティ(LIQ)、ブルセギン(LAM)らが遅れ始め、集団はコンタドール、リッコ、メンショフ、セラー(CSF)、ポッツオビーボ(CSF)、ゴンザレス、シモーニの7人となる。この7人は山頂手前でバリアーニに追いつき、コロムから37秒遅れで山頂を通過し下りに入る。
下りに入るとこの集団のスピードが落ち、遅れていたブルセギンらが合流。さらに下り終わる付近で先頭のコロムも合流し、12人の集団となる。そしてすぐに、最後の山岳に上り始めた12人の中からセラーがアタック。一人逃げを成功させる。セラーを追ってシモーニが追いかけるが、さすがのシモーニもセラーには追いつけず徐々に差を広げられてしまう。結局セラーは今日もゴールまで逃げ切り、今ジロ3勝目をあげた。
集団では、ディルーカに差をつけ、セラーとの差を最小限にしたいブルセギン、リッコが積極的に走るが、リッコだけをマークしたいコンタドール、コロムとの走りがあわず、口論になるなど全く協調体制ができないままゴール。さらに総合3位のディルーカも山岳の遅れを挽回できず5分27秒遅れでゴール。総合で7位まで後退し、総合争いから脱落してしまう結果となった。

ステージ優勝:セラー(CSF) 6:52:45
総合トップ:コンタドール(AST) 89:23:25
ポイント賞:ベンナーティ(LIQ)
山岳賞:セラー(CSF)
新人賞:リッコ(SDV)

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さすがのディルーカも二日連続の走りはできず、今日で終戦。でも、立派でした。
それに比べ、リッコは若いなぁ。
文句を言っている暇があったら、自らが動け。アタックを潰すだけで、自分から仕掛けられないようじゃ総合優勝は難しいぞ。それにしてもゴンザレスの走りが光ったなぁ。同じ国の選手としてコンタドールに対してポイント高すぎです。
by lanterne-rouge | 2008-06-01 10:37 | 2008ジロ・デ・イタリア
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