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ヴェルタ・エスパーニャ 第四ステージ
2008.09.02 コルドバ~プエルトラーノ 170.3km

9km地点よりロペスヒル(ACA)がアタックを決め、一人前を走る。集団は彼を泳がせ続け、後半になりタイム差を詰め始めるが、ロペスヒルも単独で走ってきたとは思えないほどの力強い走りを見せ、なおも逃げ続ける。そして、残り11km地点にあるスプリントポイントも単独でトップ通過に成功するが、残念ながらゴールまでの逃げ切りはできず残り8kmを切ったところでついに集団に吸収されてしまう。
ロペスヒルを吸収した集団だったが、彼を吸収する直前に落車が発生し、これにクネゴ(LAM)らが巻き込まれ遅れを取ってしまう。さらに街中に入り残り3kmとなった地点でも落車がおき、今度はシューマッハー(GST)、フレイレ(RAB)、デュケ(COF)らが巻き込まれゴール争いから脱落する。相次ぐ発生する落車から逃れた集団前方の選手達はハイスピードを維持し、ゴールスプリントを開始する。ベッティーニ(QST)がボーネン(QST)のためにお膳立てをするが、残り150mのカーブでボーネンの後ろにつけたベンナーティ(LIQ)が前に出るとそのまま残り100mから加速。ボーネン、フェルナンデス(EUS)が追うが、ベンナーティには並ぶことができず、ベンナーティがステージ優勝。昨日の借りを返すみごとなステージ優勝となった。
一方総合争いは、サストレ(CSC)、バルベルデ(GCE)らエース選手は19秒遅れでゴールしたが、ゲシンク(RAB)が42秒、レヴェリン(GST)が56秒、クネゴが2分16秒、そしてクレーデン(AST)が4分12秒遅れでゴールする波乱のステージとなった。

ステージ優勝:ベンナーティ(LIQ) 4:27:54
総合トップ:ベンナーティ(LIQ) 13:23:57
ポイント賞:ベンナーティ(LIQ)
山岳賞:ロセンド(ACA)
複合賞:ベッティーニ(QST)

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ロペスヒルの走りは見てて気持ちの良いものでした。
気持ち的にはそのまま勝たせてあげたかったなぁ。
それにしても、今日のステージは大波乱。
まさかこんなステージでここまで差がつくとは思っても見なかったです。
ゲシンク、クネゴはまだ挽回の余地があるけど、クレーデンのタイム差は絶望的。
逆にこれでアシスト一筋になるのかもしれないけど、少し複雑だ。
by lanterne-rouge | 2008-09-03 21:41 | 2008ヴェルタ・エスパーニャ
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