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ヴェルタ・エスパーニャ 第九ステージ
2008.09.08 ビエリャ~サビニャビーゴ 200.8km

中盤までに4つの山岳を越え、最後は平坦となる中級山岳ステージ。序盤よりアタックが起こり最終的に逃げのメンバーが固定されたのが残り140km付近。12人の選手が先頭集団を形成する。これを追うメイン集団は、ASTが牽くがどこか先頭の逃げを容認するかのような牽きでその差を詰めるまでには至らない。
スピードの上がらない集団に対し先頭の12人は協調体制をとり、逃げ切りが決定。残り6kmになり、ついに12人の争いが開始される。まずはアルガン(C.A)がしかけ、モンクティエ(COF)、トンティ(QST)が次々にアタックをかける。このアタックを利用し、フレチャ(RAB)が数十メートル抜け出すものの、クネゴ(LAM)がマークに入ると吸収され、残り3kmを通過する。
この後もモンクティエ、ケルヌ(C.A)がアタックを仕掛けるものの、大きな逃げにはならず残り1kmを通過する。モンクティエが先頭にで、最終コーナーを曲がった11人からトンティ(QST)が真っ先にスプリントをかけるが、横からスプリントしたノチェンティーニ(ALM)にかわされてしまう。しかしそのノチェンティーニも後ろから飛び出したヴァンアフェルマート(SIL)にかわされてしまい、ヴァンアフェルマートがステージ優勝となる。ヴァンアフェルマートはスプリントポイントでもポイントを獲得したため、ポイント賞争いで2位にジャンプアップ。また、ステージ10位でゴールしたエゴイマルティネス(EUS)が同僚のペレス(EUS)の献身的な牽きもあって総合トップに立つことに成功した。

ステージ優勝:ヴァンアフェルマート(SIL) 4:57:22
総合トップ:エゴイマルティネス(EUS) 33:23:56
ポイント賞:バルベルデ(GCE)
山岳賞:モンクティエ(COF)
複合賞:コンタドール(AST)

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終盤ASTに代わって集団を牽き始めたCSC、GCEのはすごかった。
リーダージャージを手放したいチームと余計なライバルを作りたくないチームの思惑の違いがここまではっきりと出たのはちょっと珍しいかも。
by lanterne-rouge | 2008-09-09 21:39 | 2008ヴェルタ・エスパーニャ
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