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ジロ・デ・イタリア 第十七ステージ
2009.05.27 キエティ~ブロックハウス 83km

休養日明けの第17ステージは距離がわずか83kmながらカテゴリー超級の頂上ゴールとなる難ステージ。そのステージの序盤でまずアタックをかけたのはヴォクレール(BTL)。このアタックをきっかけに10人の先頭集団が出来上がる。これに対し集団はLPRを先頭にRAB、CTT、LIQの隊列をつくり先頭を泳がせる。そして勝負どころとなるブロックハウスの上りに入ると、再びヴォクレールがアタックをかける。これにカルディナス(BAR)、キアリーニ(LIQ)が反応し先頭は3人となるが、カルディナスのスピードに2人はついていけず遅れ始めカルディナスが単独トップに立つ。
一方集団でもCTTの牽きが終わるとペッリゾッティ(LIQ)がアタックを仕掛け抜け出しに成功する。ペッリゾッティは先頭のカルディナスを軽々とかわし単独トップに立つ。これに対し集団ではアームストロング(AST)がアタックをかけ追走するがペッリゾッティのとの距離はなかなか縮まらない。逆に集団からアタックをかけたディルーカ(LPR)、メンショフ(RAB)、バッソ(LIQ)、ガルゼッリ(ASA)に追い上げられかわされてしまう。ペッリゾッティを捕まえたいディルーカは3人に先頭交代を要求せず全力での追い上げを見せる。このスピードはバッソ、ガルゼッリが一時遅れるほどのスピードであったが、それでもペッリゾッティに追いつくことが出来ない。次第に疲れからかディルーカのスピードが遅れるとテンポよく登るペッリゾッティとの差は広がっていき残り5kmで39秒、残り3kmでおよそ1分となってしまう。
それでも最後まであきらめないディルーカは力の限り再三にわたりアタックをしかけ、ゴール前ついに最大のライバルメンショフを引き離すことに成功する。ふらふらになりながらもゴールを目指すディルーカはステージ2位こそガルゼッリに譲ったもののステージ3位を確保。ボーナスタイム8秒を獲得し、メンショフとの差を5秒つけゴール。合計13秒総合タイムを縮める結果となった。一方ステージ優勝したペッリゾッティは総合3位にジャンプアップしメンショフとの差をこちらも2分に縮めることに成功した。

ステージ優勝:ペッリゾッティ(LIQ) 2:21:06
総合トップ:メンショフ(RAB) 72:28:24
ポイント賞:ディルーカ(LPR)
山岳賞:ガルゼッリ(ASA)
新人賞:シールドライヤース(QST)
by lanterne-rouge | 2009-05-29 19:49 | 2009ジロ・デ・イタリア
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