ジロ・デ・イタリア 第十九ステージ
2009.05.29 アヴェッリーノ~ヴェスヴィオ 164km

クリブツォフ(ALM)、ファッキ(QST)の2人が16km地点でアタックを決め39km付近で6分45秒差をつける。これに対し集団はLPRがコントロール。2人を泳がせ4分台をキープしながら美しい海岸線沿いをひた走る。そんな中、3級山岳に入ると集団の中からグリウゴ(ISD)がアタックをかける。グリウゴは山岳ポイントを目指し、ファッキ、クリブツォフに続き3位通過し下りに入る。
先頭では協調体制ができており規則正しい先頭交代を繰り返していたが、中間スプリントにくると争いが生じる。山岳ポイントをトップ通過したファッキがこのポイントもトップ通過しようとしたことに対して、クリブツォフが反応しスプリント勝負となる。結果的にはクリブツォフがトップ通過を果たしたことでファッキが2位となり、この時点でファッキの中間スプリント賞の可能性が消えてしまう。この後2人は再び協調体制を取り戻すが、メイン集団も徐々にスピードを上げ残り30kmで2分、残り20kmで1分15秒まで迫りよる。
ヴェスヴィオ山に入る直前に2人を吸収した集団はLPRとLIQが競う中、上りに入る。先陣を切ってアニョーリ(LIQ)がアタックを仕掛け前に飛び出す。メイン集団は無反応であったがしばらくするとティラロンゴ(LAM)がアタックをかけるとアニョーリをかわしトップに立つ。ここから総合上位陣も動き出し、まずバッソ(LIQ)がアタックを仕掛ける。これにガルゼッリ(ASA)が追いつき先頭に。さらにシモーニ(SDA)ら複数の選手も抜け出しを図ると、痺れを切らしたディルーカ(LPR)がアタックをかける。これにメンショフ(RAB)、ペッリゾッティ(LIQ)がつき、バッソとの差を縮めていく。
しかし、バッソももう一段階スピードを上げると再び差を広げるが、メイン集団から抜け出したサストレ(CTT)に合流されてしまう。軽快に牽くサストレに対しバッソは付き位置体制で走っていたが次第にそのスピードについていけなくなり遅れてしまう。ひとりとなったサストレは終盤疲れを見せたものの最後まで逃げ切ることに成功。最難関ステージの16ステージに引き続きこのステージも制し総合4位にジャンプアップした。
一方メイン集団のトップ3の攻防は、ディルーカ、ペッリゾッティが交互にアタックをかけてはけん制となる展開が続く。これにガルゼッリも加わるなど激しい攻防戦となるがその中からついにペッリゾッティが抜け出す。ペッリゾッティは先を走るサストレとのタイム差が危険水域となったが、2番手を走っていたバッソがペッリゾッティを待ち構えアシストに入ったことで差が縮まっていく。サストレには追いつくことができなかったが21秒遅れのステージ2位でフィニッシュした。
そしてメンショフ、ディルーカの2人は今日も決着が付かずステージ3位を目指してゴールスプリントとなる。厳しい勾配でのスプリント勝負は両者ふらふらの状態となったが、前方を走っていたディルーカがメンショフを完全に抑えて3位を死守。ボーナスタイム8秒を得て、ついに18秒差まで詰め寄ることに成功した。

ステージ優勝:サストレ(CTT) 4:33:23
総合トップ:メンショフ(RAB) 81:13:55
ポイント賞:ディルーカ(LPR)
山岳賞:ガルゼッリ(ASA)
新人賞:シールドライヤース(QST)

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序盤からの美しい海岸線、ヴェスヴィオ火山、ポンペイ遺跡・・・。見ていてすばらしい景色でした。この辺は一度観光で行ってみたいなぁ。
肝心のレースのほうも見ごたえ十分でした。
まずはサストレ。彼のリベンジの走りはお見事。遅れた鬱憤を晴らす勝利でした。
バッソはサストレに置いていかれたけどペッリゾッティを助けた走りは賞賛に値します。彼のおかげでペッリゾッティは3位を死守ししかもメンショフとの差を縮めることに成功したのだから。自らは総合順位を落としてしまったけど、彼の株は上昇したことに間違いありません!
続いてシモーニ。総合順位を大きく落としてしまった彼にとって今日は最後の晴れ舞台。心情的には勝たせてあげたかったけど、この競っている状態では無理でしたね。今年の結果で気落ちして引退なんて言わなければいいんだけど・・・。
ディルーカとメンショフは予想通りの展開。この2人の争いは100周年記念大会にふさわしいハイレベルな争いですね。結果的には8秒縮まっため、残り2ステージがより面白くなりそうです。T.Tはガチンコですが20ステージも油断大敵。ここで仕掛けても面白いかも。わくわくです。
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by lanterne-rouge | 2009-05-30 14:35 | 2009ジロ・デ・イタリア
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