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ツール・ド・フランス 感想みたいなもの
やっぱりコンタドールは強かった。
A.シュレックも強かったとは思うけど、コンタドールと比べると彼の強さが霞んじゃうぐらい強かった。
これはチームにも言えること。
アスタナもチームサクソバンクもどちらも強かったけど、アスタナはパリ~ニースやジロで見せたもろさがこのツールではまったく見られなかった。
さすがアスタナ。さすがブリュイネールっていったところかな?
というわけで、今年に関して言えばチームサクソバンクは相手が悪かったとしか言いようがないです。
でも、可能性がある限り最後まで頑張っていた彼らの姿勢は賞賛に値します。
すごくかっこよくて感動しました。来年も息の合ったチームプレー期待してます!

それにしてもアスタナはあと少しで表彰台独占でしたね。
ライプハイマーがもしリタイアしてなければ現実に起こっていた可能性が強かったと思います。
それはそれで見てみたかった気も・・・。
来年はランスが別チームということで、表彰台独占といったケースは今年を逃したら今後当分ないのかも!?
というわけでヴェルタで・・・なんて思ったりしちゃいます。

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今年のツール個人的に意外だったなぁと思う選手は2人。
ウィギンスとB.フェイユーです。期待の新星がB.フェイユーだけしかでなかったのはちょっと寂しい気がしてすごく残念。
でもウィギンスはT.Tスペシャリストという枠を遥かに超えた力を見せてくれたし、B.フェイユーもクライマーとしての片鱗を十分に発揮してくれました。この2人は今後注目していきたいと思います。

そして、開幕前優勝候補に挙げられて沈んだメンバー。サストレ、エヴァンス、メンショフ・・・。
彼らが予想以上に沈んだことは正直驚き。
ただ、彼ら自身の実力が衰えたって事はないと思う。
ある程度タイム差がついてしまえば彼らにとってもツールは調整。
次のレースに備えて力を温存して、また元気な姿を見せてくれればそれでOKです。

カヴェンディシュとヒュースホーウトについては、経験の差が出たかな?
最強のスプリンターは間違いなくカヴェンディシュだったけど、それだけではマイヨベールはふさわしくない。
というわけでオールラウンド的に活躍したヒュースホーウトが取ったのはまぁ良かったとは思います。
ただせめて1勝ぐらいはして欲しかったけど。

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今年のツール、良くも悪くもチームT.Tが大きな影響を与えたことは間違いないと思います。
結果的にはここである程度絞り込まれたわけだし・・・個人的にはここで興味が薄れたし。。。
プロローグみたいな距離でもしやっていたら、もう少し面白くなってたかなーと。
ライブである程度見れたのは、日本人選手の2人がいたから。
毎日彼らを探しては一喜一憂できるなんて、今まででは想像もできませんでした。
これからはこういった楽しみもできるんだなぁと思うと、まだまだロードレースが目が離せないなって感じました。

最後に完走された選手の皆さん。そしてTVの前で観戦した皆さん。
3週間お疲れ様でした。
週末にはさっそくクラシカがありますが、それまではのんびりと休息してください。



そうそう。
知らない人もいるかと思うので、ちょっとお知らせ。
JSPORTSのプレゼントコーナーで(ツールの時のプレゼントページとは違うよ)、高千穂さんが書いた「ヒルクライマー」という本が抽選で当たるプレゼントをやっています。応募期限が8月2日までなので欲しいーって言う人はぜひチャレンジ!ページはこちらです。

by lanterne-rouge | 2009-07-29 22:18 | 2009ツール・ド・フランス
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